「ハードロマンチッカー」感想 | 新・狂人ブログ~暁は燃えているか!~

新・狂人ブログ~暁は燃えているか!~

 映画レビューだったり、ヲタ話しだったリをゆるく更新。
(ウェブリブログに引っ越しました。こちらはリンク置き場となっております)


テーマ:
$新・狂人ブログ~暁は燃えているか!~
 「偶然にも最悪な少年」グ・スーヨン原作の小説を、著者自らメガホンを取り映画化。

 結論から書くと、小生はこの映画が嫌いだ。
 主演の松田翔太くんをはじめ、役者陣の芝居は悪くなく、物語も決してつまらないわけではない。が、登場人物の誰一人として感情移入できず、またその行動理念もまったく理解できないため、終始「コイツら何してんの?アホちゃうか」としか思えなかった。
 観た事自体に後悔はないが、今後本作を自分から観たいと思う事は、未来永劫ないだろう。

 とにかく徹頭徹尾、暴力と金とセックスの塊、詰め合わせ、オンパレード。世の中全て、怒鳴るか殴るかシャブ打ってヤるかすれば解決すると信じ込んでる、可哀そうな方々の可哀そうな行動が流され続けるばかりで、おおよそストーリーの起承転結、カタルシスらしきモノは皆無。
 正直、上映中に何度か苛立ちによる吐き気を覚えた。少なくとも、老婆を殴り殺してヘラヘラしてるようなヤツは、人間と認めたくはないし、認めない。

 舞台の背景にしても、なぜ韓国人に逆らってはいけないのか、なぜ彼らがあそこまで幅を利かせているのか何の説明もなく、また、あんなバカな悪ガキ共が我が物顔で暴れまわっているのに、国家権力は何しよんかいやと、首を傾げてしまった。
 ただ単に小生の勉強不足で、下関-韓国間には埋め難い軋轢が存在しているのかもしれないが、地元の人間でもない限り「そんなん常識じゃろうがー」みたいな感じで発表されても、こちらとしてはポカンとするばかり。

 一応、小生なりに本作を分析してみたが、おそらくコレは主人公グン「他の連中とは一線を画していたいけど、結局何も分からない事に否応なく気づかされてしまう自分の言動と状況に苛立ちを抑えきれない姿」を描きたかったのではないか。
 作中、グンが気にかけていた女子高生との関係、そしてその結末を観ても、それが窺える。
 が、その工程の先にある行為が、結局いつもの殴る蹴るでは感情移入のしようがなく、もはや嫌悪感を通り越して同情すら抱いてしまう。何一つハードでもロマンチックでもない。

 
 いつも思うのだが、こういう連中はいつか自分達がとてつもないバカだと気づくのだろうか。
 ろくに常識も知恵も羞恥心も持たず、あるいは仁も義も礼も智も信も忠も孝も悌も知らずに社会に放り出された彼らが、いつしか今までのどのやり方もまったく通用しなくなり、どこの誰も相手にしてくれなくなったとして、それでも彼らは、自分の尋常でないバカさ加減に気づく事ができるのだろうか。
 「オレはヤクザになるけぇ、ええんじゃ」とほざくボンクラいるだろうが、今日日はヤクザもITの時代、末端の舎弟でも大卒でなければ勤まらないと聞く。つまり、喧嘩しか能のないヤツは今時ヤクザにもなれず、まして喧嘩に能のないヤツは鉄砲玉代わりにもならない。
 要するに、役立たず。

 悪い事は必ずバレるし、いつまでもチンピラなんてやってられないんだから、「日本にゃ、居場所がないけーのぉ」とか言う前にちゃんと勉強しようよ。んで、ちゃんとした職に就いて、真っ当な賃金を得られるようになったら、居場所なんて自然にできるもんだって。
 国籍や何かは、所詮は言い訳だよ。


 …話が反れた。
 前にも書いたが、小生は国籍で相手をどうこう言うのは、あまり好きではない。しかしこういうアナログにしてアナクロな作品と、巨大クリオネが最先端というのであれば、まだまだ向こうはエンタメ後進国と言わざるを得ない。ちょっとイラストが上手く描けるようになったぐらいで、日本のマンガ文化に勝ったと思われたのではたまったもんではない。


 「クローズ」のような不良系マンガ等が好きな人なら、それなりに楽しめるかもしれないが、それ以外の人はむしろ嫌な気分にさせられる作品。絶対観るな!!とは言わないが、何を見せられても驚かない程度に、ハラを決めて臨んでいただきたい。
 それから、途中で何度かエロいシーンがあるので(まったくエロくないが)、そういうのが嫌いな人は避けるのが無難かと。


 …書き忘れるところだった。中村獅堂の飄々とした演技は、本作で唯一の言っていいプラスポイント。いつものデーモン小暮閣下の劣化コピーとは違い、人当たりがよくて善良そうなのに、纏っているオーラが明らかに悪人のそれという、非常に面白い役柄を好演。
 ああいう芝居もできるのかと、変に感心してしまった。さすが歌舞伎役者は違う(エ)。


 そんなわけで、小生の、この映画に対する評価は…、

 ☆☆☆★★---

 そういや下関って、翔太くんのパパの出身地だよね。星3つマイナス3つ!!







ハードロマンチッカー (ハルキ文庫)/グ スーヨン

¥714
Amazon.co.jp

ハードロマンチッカー外伝 (ハルキ文庫)/グ スーヨン

¥620
Amazon.co.jp




偶然にも最悪な少年 (ハルキ文庫)/グ スーヨン

¥714
Amazon.co.jp

【初回生産限定】Headache and Dub Reel Inch(ドキュメンタリーフィルム収録)/黒夢

¥4,800
Amazon.co.jp




偶然にも最悪な少年 [DVD]/市原隼人,中島美嘉,矢沢心

¥3,150
Amazon.co.jp

プルコギ -THE焼肉MOVIE- [DVD]/松田龍平,山田優,ARATA

¥4,935
Amazon.co.jp



よろしければ、ポチッとお願いします。
にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
にほんブログ村

100SHIKIさんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス