義実家の家じまいと仏壇の処分 | 隠居ジイサンのへろへろ日誌

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九州北部の街で、愛するカミさんとふたり、ひっそりと暮らしているジイさんの記録

先日投稿した義実家(カミさんの実家)の家じまいのつづき。

 

 

義父母が亡くなってから義妹(カミさんの妹)が15年ほど一人暮らしをしていた義実家ですが、義妹が体調を壊し、要介護認定を受けて、正月早々、老人ホームに入居しました。もう、ひとりで生活することはありません。義実家の土地・建物は処分する予定です。

しかし、その前に、部屋の中の片づけをして、まずは仏壇の処分をしなければなりません。きょう、パートが休みだったカミさんと義実家へ行ってきました。

 

急に、老人ホームに入居することが決まったため、家の中には、まだたくさんのモノが残っています。

義父母は食器が好きでした。キッチンの食器棚には、こまごまとした食器がまだ残っています。

 

使用中だった鍋釜のたぐいもあります。

 

義母が着物好きだったので、着物も10枚くらい残っています。着もしなかったのに、もったいない。

義父の洋服は、ずいぶん前にほとんど処分していましたが、義母の洋服は処分されずに、これだけあります。これで一部です。

箪笥の肥やしとはよく言ったものです。

イヤラシイ話、お金になるようなモノはありません。義父母が残したモノ・・・おもに義母の洋服と食器、布団、毛布・・・を、わたしたちが使うことはありません。きっぱりと、ぜんぶ処分します。

義妹は、体調も悪く経済的余裕もありません。労力もお金もわたしたちの負担です。元気なうちに義妹がちょっとずつでも処分しておいてくれたら、労力もお金も必要なかったんですけどね。ほんとにもう、迷惑以外のなにものでもありません。

カミさんには悪いですが、頭にきます。

 

位牌だけ残して、仏壇も処分します。

立派な仏壇ですけど、老人ホームには持っていけないし、団地住まいのわが家にもムリです。

仏壇を購入した仏壇店に処分の見積をお願いしたら、10万円くらいかかるのだそうです。それに、仏壇の中にある仏様は、お寺さんで供養してもらったほうがいいのだとか。

10万円+お寺さんで仏像の供養・・・? 10万円に、さらにお寺さんへのお布施が上乗せ?

こういうことをやるのは初めてのことですから、「そんなもんかなぁ」とカミさんと思っていました。

仏壇店にいわれたとおり、菩提寺さんに、「家の事情により、仏壇の処分を予定しています。購入した仏壇店に処分をお願いしたら、仏壇の中に安置している仏像は、お寺さんで供養してもらったほうがいいといわれたのでお願いします」と連絡したら、「いま、仏壇を処分する人が多くて、当寺にもよく相談があります。仏壇店で10万円ですか? 当寺では、2万円ほどで知り合いの業者にお願いできますよ」とのこと。

ええええええええええ!

仏壇店に、即、キャンセルの連絡。

こんなの、業界の標準価格なんてないんでしょうね。

そんなこんなで、義父母が眠っている菩提寺さんに「仏壇じまい」をお願いしました。来週、住職にお経をあげてもらい、処分してもらう予定です。

ああ、よかった。

当面の懸案事項がひとつ片付きます。

 

きょう、義実家の引き出しを片づけていて出てきた栓抜き。

むかしは、酒屋さんからノベルティとしてよくもらいました。

ゴミ屋敷、あるある。

いまなら、コンビニのお箸かスプーンか。