すっかりご無沙汰しております・・・
今日、皆様にお届けしたいのは、1995年ザルツブルク音楽祭「フィガロの結婚」のリハーサル映像です。
ご存知の方も多いと思いますが、この公演はORF(オーストリア放送協会)でTV放送され、YouTubeにも全編がアップされています。
当時、Dimaは33歳になろうという若さ。
初々しい、そして美しい伯爵様です。
今回ご紹介するリハーサル映像は、2016年3月、指揮のアーノンクールが亡くなられ、彼を追悼してアップされたもののようです。
なので、5年も前にアップされたもので決して新しいビデオではないのですが、私は最近たまたまこれを見つけ、とても楽しませていただきました
この「フィガロの結婚」はキャストがとても豪華!
アルマヴィーヴァ伯爵:Dmitri Hvorostovsky
伯爵夫人:Solveig Kringelborn
スザンナ: Dorothea Röschmann
フィガロ: Bryn Terfel
ケルビーノ: Susan Graham
指揮:Nicolaus Harnoncourt
演出:Luc Bondy
私でも名前を知ってる方々ばかりです!(伯爵夫人のクリンゲルボーンさんだけは恥ずかしながら存じ上げませんでした)
しかも、カーディフで優勝を争ったターフェルがフィガロ役なんて、本当に贅沢なキャスティングです。
内容はもちろんアーノンクールが中心で、彼の言葉を時折挿みながら進行していきます。
まず、オープニングのあと2:00から、序曲のリハーサル映像が流れます。
歌手が登場するのは16:15から。
4幕のラストシーン、伯爵の"Contessa, perdono"がいきなり流れます。
YTのコメント欄で書いておられる方もいますが、Dimaが歌うこのフレーズは本当に美しい…。
最後のdiminuendoなんか、正に崇高な響きです。
TV放送された時とアングルが違い歌手が大きく映っていますし、シャッター音も聞こえるような気がするので、もしかしたらゲネプロの映像かもしれません。
18:13からはいよいよアーノンクールとコレペティ、そして歌手によるリハーサル映像が始まります。
Dimaは眼鏡姿。若いですねー、とってもカワイイです。
Dimaの隣にはグラハムの姿が見えます。
Dimaは彼女が気になるのか、何度も彼女のほうを楽しそうに見ています。
グラハムはDimaのMETでの最後のトロヴァトーレ、HDの時にホスト役を務め、Dimaにインタビューしてくれました。いいインタビューでした…。
ちなみに、このビデオで取り上げている歌手とのリハーサルは4幕のみです。
28:24からはオケ合わせの映像。
先ほどのコレペティとのリハ、オケ合わせ、そして舞台映像、この3つが繰り返されます。
このDimaの服…【日曜のお父さん】って感じ…
で、この写真ではわからないんですが、実はハーフパンツだということが後に判明します…(51:45をお見逃しなく!)
Dimaはとても楽しそうそして、とってもカワイイです
ま、ちょっと生意気そうではありますが
スタジオのリハではどこかまだ垢抜けなくてカワイイんですが、舞台で衣装やウィッグをつけるとやっぱり映えます。
そして、やっぱり歌い出すと飛びぬけて美しい声だなぁ…と。
この声なんですよ…私を捉えて離さないのは。
ちょっと長いですが、結構見入ってしまって長さを感じさせないので、GWのお休みに是非