三陸鉄道《こたつ列車》後半~料理とおもてなし | 車内販売でございます。

車内販売でございます。

車内販売を15年半で11000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

三陸鉄道の「こたつ列車」に乗った話、

前回は、申込・久慈駅・車両について。

今回は続きで、料理・車内販売・おもてなし等について。

 

【1】料理を予約

「こたつ列車」の指定席は電話で予約できます。

同時に、弁当も申し込めます。

予約できる料理は、何種類かあります。

(1)大漁舟唄御膳  3,000円・・・海の幸満載の豪華な船盛り風

(2)あわび弁当   1,600円

(3)うに丼      1,700円

(4)ほたて弁当   1,200円

どうせなら、豪華な「大漁舟唄御膳」にしました。

JR四国の観光列車で、料理が5000円するのに慣れると、3000円は安く感じてしまうのです。

それでも主食が「松屋の牛めし」の私にとって、3000円は5~6回分の食事代なのですけど。

料理は、あらかじめ指定された「こたつ」に用意されていました。

 

【2】豪華!大漁舟唄御膳

料理のラップをはがします。

海の幸が満載です。

これで3000円なら、関東から来た旅行者は満足でしょう。

お品書きもありました。

ホタテとアワビの串焼きは豪華です。

おにぎりに、ウニが混ざっています。

私はたいしてウニ好きではありませんが、ウニ好きの人にとっては贅沢な逸品です。

おにぎりもありますから、ボリュームも結構あります。

 


【3】映える!?

この大漁舟唄御膳は、中身も器も写真写りが良くて、映えます。

私のお隣の「こたつ」には、有名な方が乗られていました。

三陸鉄道のサイダーと日本酒を並べていました。

私は偶然見つけた4本400円の輸入ビールを並べてましたから、良い絵にはならないですね。

さすがです。

 

【4】みかん

初めから「こたつ」に置いてあったのが、「みかん」です。

「こたつ」に「みかん」は、よく似合います。

「みかん」の生産は、静岡・愛媛・和歌山など温かい地方中心です。

岩手県だと、「りんご」かな?とも思えましたが、ほぼ全国共通のようです。

 

【5】硬券にハサミ

300円の座席指定券は、硬券です。

私はさほど気にしませんが、硬券に激しく魅力を感じる鉄道ファンもいます。

そんな鉄道ファンのために、この硬券に改札のハサミを入れられるようにしました。

改札に入る時に、駅員さんがハサミを入れて改札に入ったことをはっきりさせており、駅によって形が異なっていました。

そういう説明を車掌さんがしたあと、順番にハサミを入れる体験をさせていただきました。

ハサミは1つだけですので、1人終わったら、写真のような消毒殺菌の器具を使用して、万全を期していました。

案内をしてくれた車掌さんは、非常にサービス精神があって、素敵でした。

 

【6】なもみ

岩手県北部には、「なもみ」の風習があります。

大雑把に言えば、秋田県の「なまはげ」に似た鬼が、車内に登場するのです。

「悪い子はいねがー」と言いながら、車内を回ります。

ちょうどトンネルの暗い区間で登場するため、結構怖いです。

地元のボランティアさんが、三陸鉄道に協力しているのです。

でも、お菓子を配って、サービス精神旺盛なギャップが萌えます(^^)/

そして順番に、記念撮影に応じていただきました。

 

 

【7】沿線の景色

三陸鉄道は海沿いを走る区間が多いです。

高台からは、美しい海岸が見られます。

ただ、再び大きな津波が襲っても被害を最小限に抑えるため、頑丈な人工の堤防ができている区間も目立ちます。

安心第一ですからねえ。

↑一瞬、列車に見えましたが、堤防に作られた建築物です。

↓こたつ列車は宮古までですが、宮古を発車してすぐの鉄橋は、大震災の年に出かけて流された橋を目の当たりにした場所です。ここを列車が通るのはホッとします。

 

【8】車内販売

車内販売ですが、グッズと飲み物があります。

飲み物が欲しい時は、車掌さんに頼みます。

車内販売の一覧は配布されましたが、特にグッズの車内販売に回ってくるわけではありません。

そこで私は、車掌さんに注文しに行きました。

買ったのは、ボールペン200円と、ポストカード500円です。

これで三陸鉄道でも車内販売を利用したことになります。

東北地方の私鉄・第三セクターでは、大半で車内販売を利用したことになります。

津軽鉄道青い森鉄道秋田内陸縦貫鉄道弘南鉄道由利高原鉄道山形鉄道会津鉄道で利用しました。

 

【9】スイーツ列車も

「こたつ列車」以外にも、企画列車は走っています。

この日の「こたつ列車」と途中駅ですれ違ったのは、「スイーツ列車」です。

三陸鉄道のホームページには載っていなかった企画列車です。

公式ホームページには載せてもらうと、助かります。

(写真は別の時間にすれ違ったレトロ車両)

 

【10】釜石経由で帰宅

「こたつ列車」そのものは、久慈駅から宮古駅までです。

ただ、隣に連結していた普通列車は、更に釜石まで運転されます。

私はその釜石行に乗車。

釜石では合格祈願ポストカードがもらえるそうです。↑

そして驚いたのは、売店に「黒糖ドーナツ棒」が売られていたこと。

山陽新幹線とかJR九州では販売されていた記憶があるのですが、岩手県に置かれているとは。

 

【12】新花巻駅

新花巻駅から新幹線です。

地元の大谷翔平選手などのプロ野球選手の紹介スペースがありました。

またSL銀河へのメッセージも多数飾られていました。

新花巻駅では、遅い時間だったということもあって、弁当類は買えませんでした。

仙台駅で降りて、弁当でも買って、次の「やまびこ」で買えることにしました。

ですが、仙台駅の2分停車で、ホームの売店でおにぎり類を買えたため、パッと再度乗り込むことができました。

 

 

4月中旬は「大人の休日倶楽部パス」の期間です。

東北新幹線は、地震の影響で4月中旬も、仙台付近の運転は難しそうです。

もともと仙台や盛岡には行かずに、上越新幹線・北陸新幹線で出かける予定でしたから直接の影響はないですが、早い復旧を願っています。