【1】五郎駅では手を振ってくれる
JR四国の観光列車「伊予灘ものがたり」の特色として、沿線の人たちが列車に手を振ってくれる点がある。「ろくもん」や「雪月花」や「おれんじ食堂」など他の観光列車でも、手を振ってくれる人がいるが、「伊予灘ものがたり」が圧倒的に人数が多い。
(五郎駅で手を振る光景↑。2016年7月26日撮影)
「伊予灘ものがたり」に手を振る場所で、最も有名で人数も多いのが、五郎駅だ。タヌキ駅長さんはじめ、多くの人たちが、1日4本の「伊予灘ものがたり」に対して、手を振ってくれる。
実は私も、昨年2016年1月に、五郎駅で手を振ったことがある。何度も手を振ってもらうと、自分も手を振る側に立ちたくなったからだ。この時の話は、こちら↓
https://ameblo.jp/syanaihanbai/entry-12116196654.html
【2】急遽、乗りに行けることに
今回、「伊予灘ものがたり」に乗るのが決まったのは、10日前だ。仕事が急に休みになった。
それ以来、みどりの窓口に頻繁に通い、キャンセルをゲットした。1人で乗るなら、結構キャンセルが出るものだ。「伊予灘ものがたり」の2本目「双海編」だけは席を取れなかったが、1本目、3本目、4本目に乗ることができた。
「双海編」が運転されている間、何をしようかと考えた。
ダイヤを確認したところ、下灘駅あたりで出迎えるのは不可能と分かった。そこで、また五郎駅で手を振ることにした。
「大洲編」に乗って伊予大洲駅で降りて、すぐ駅の近くの貸し自転車店で自転車を借りて、隣りの駅の五郎駅までダッシュして、折り返してくる「双海編」待ち構えるわけだ。
予約制の食事を、前後の「大洲編」と「八幡浜編」で食べるから、約3.8kmを自転車で往復するのは、適度な運動になると考えた。
借りた自転車。写真は昨年7月のもの。
【3】五郎駅の近くで手を振る
自転車を借りるのに時間がかかり、私が五郎駅に着いたのは、「伊予灘ものがたり」が五郎駅を通過する2分前だった。
今まで2回は、たぬき駅長や地域の方に挨拶してホームで手を振った。今回はギリギリだったので、ホームでなく、近くの道路で手を振ることにした。
「大洲編」で話をしたアテンダントさんが、道路で私が手を振っているのを見て、驚いてくれた(^^♪
【4】帰る前に五郎駅を撮影
「伊予灘ものがたり」を見送った。あとは自転車で五郎駅から、伊予大洲に戻るだけだ。
その時、五郎駅を見ると、手を振っていた地元の方々がほとんど帰っていた。最後の方が帰ろうとしていたので、五郎駅を撮影するのも良いなと思い、駅を撮ることにした。
五郎駅のホームには、5月だけに、こいのぼりが飾られていた。
ゴミは無く、よく掃除されている。有難いなあ。
タヌキの小屋が、線路の向こうにある。
【5】五郎駅のスタンプ
私が五郎駅の写真を撮り終えた頃、手を振った後に自動車で帰ろうとしていた方が、戻ってきた。
昨年1月に、コーヒーをごちそうになった地元の方だ。何か見覚えのある男が、駅の写真を撮っているぞ、と戻ってきたわけだ。1年半前に10分ほど話をしただけなのに、私のことを覚えてくれていたのだ。感激してしまった。
そして、自宅に戻って、スタンプを押したコースターをいただいた。
これは坪内政美氏、通称どつぼさんが作ったスタンプだ。でもJR四国が認めた正規のスタンプだそうだ。
下にたぬき駅長、右上に大洲城。これは貴重品だ。素晴らしい。
こんな貴重なものをいただいたわけだから、午後の「八幡浜編」と「道後編」では、特に大きく手を振ったのは、言うまでもない。
のんびりと駅に向かって自転車で走っていたら、乗る予定の特急「宇和海」にギリギリと気づいた。貸し自転車店まで速攻で走り、そこから荷物を持って猛ダッシュ。駅の階段を上って下って、ホームへ。何とか間に合った。私が乗って10秒ほどで扉が閉まった。息を切らしながら汗だくで走る姿を、乗務を交代して松山に戻るアテンダントさんに見られてしまった。みっともなかったな。
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【6】★祝・6万人★
「伊予灘ものがたり」は、この6月2日の運行で、のべ6万人の乗車を達成しました。記念グッズの配布や、記念式典も行われたそうです。
食事・車両・景色も大きな魅力ですが、ここまで人気が出た最大の要素は、アテンダントさんの頑張りだと思います。何度も乗っている客として、拍手を送ります。
http://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20170602/3799331.html