小説「真相」横山秀夫

 

双葉社

 

5つの作品を収めた短編集。

ここまでくると、短編の名手という名声に留まらず、

ひとつひとつの作品の深さが、小説というのは長さではない、

ということを証明しているのだなと思います。

こんなにもいろんなタイプの作品を書いていながら、

一本筋が通った「横山節」が感じられます。

物事の「真相」に目をこらす著者の姿勢そのものですね。

 

クローバー80点

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