「一日目 ぶっ込み釣り編」


3日間の休暇を頂いたので泊まり込みで行ってきました。

泊まり込といっても勿論、車中泊です。

一日目は毎年恒例のシブダイ師匠とゆっくり話をしながら

マル秘ポイントでぶっ込み釣りです。

イメージ 1


ウツボが嫌なので最近はフカセ釣りが主流ですが元はといえばこれでシブダイ釣りを習いました。

石鯛用の両軸リールは今だに苦手なのでタマン竿に大型遠投用スピニングのセットです。

イメージ 2



約束の合流時間より早くポイントに着き釣りを開始します。

亀がウロウロして食いつかないか心配です。

まだ明るい18時半頃、いきなり竿が舞い込みます。

ピトンから竿を抜くと手応えがありません・・・。


スっぽ抜けです。
前回の釣行依頼、立て続けで怖くなります。

19時を過ぎて師匠が到着。一緒に並んで釣ります。

今年のシブダイは値が上がり㌔3000円以上の値がついているそうです。

20時を過ぎて師匠に大きなあたりが!

石鯛竿が大きく曲がっていてかなりの大物のよう・・

しかし、暫くして

「エイや!!」

どうにもならなくなって仕方なくラインを切断。

それから23時頃まで私の竿には2度本命らしきアタリがありましたが

全てスっぽ抜け・・・・

こんな事は今までありませんでした。

意気消沈した私は明日仕事のある師匠に先に帰ってもらうことを促し、1時間だけ粘ることにします。

師匠もエイ以外にそれらしきアタリは一度もありませんでした。
一人での釣りは寂しく、ちょっと怖い気がします。

しかしこのままボーズで終われません。

00時を過ぎ、全くアタリが遠のいて暫くの間、ボ~と竿先のケミホタルを見ていたら・・・


突然!!

穂先が狂ったようなスピードで!


ムチを振るった様に空気を切り裂く音を立てて!

海面に突っ込みました!!

慌てて駆け寄りピトンから竿を抜くと!

????!

生命反応がありません・・・


またもやスっぽ抜けです(涙)

もう・・呪われているとしか考えられません・・・・

一体全体どうなってしまったのか?

トホホな気分でいたら急に雨が降ってきたので諦めることに。

明日の柏島で挽回するしかありません。

車を飛ばし、柏島の駐車場で寝ました。


「二日目 柏島フカセ釣り編」

朝、8時頃目が覚めると周りは海水浴客でいっぱいです。

イメージ 3



イメージ 4



あちこち散策しながら同級生Bが来るのを待ちました。

今日は別々に行動です。

上がるポイントに悩みました。

いつもの場所か?新規開拓するか?ずっと悩んでいましたが船頭の勧めで幸島へ上がることに。

イメージ 6


以前、底物釣りで一度だけ上がったポイントです。

今日はちょっと波気があるかな?

同級生Bは熟知したいつものポイントへ上がります。

イメージ 5




予想通り速い潮が左へ流れており足元から深さ約5メートルの棚が3メートルほど先まで突き出ており、そこからドンと落ち込んでいるようです。

「う~~ん釣り難い!選択ミスか・・・?」

掛けてもこの棚でハリスを切られそうです。

イメージ 7


早速準備をして撒きエサを打ち仕掛けを投入。

速い潮で仕掛けが落ち着きそうにありません。

18時過ぎの潮止まりを期待しますが結局最後まで流れは変わりませんでした。

実はフカセど素人の私、せっせと投入を繰り返しますが1時間程でギブアップして島内を探検したり寝転がったりして夕方を待つことにします。

イメージ 8


17時を過ぎて釣り再開。

相変わらずの潮で攻略法が分からない・・・・

取り合えず食わすポイントを決めウキを流す練習をします。

そんなことを繰り返した18時頃ほんの少し潮が緩んだような気がしました。

撒き餌を多く打ち仕掛けを投入。

タバコに火を点けポケットに入れた瞬間フッと水面を見るとウキがありません。

慌てて両手で竿を握った瞬間、竿に衝撃が!

立てっては無理!(いつもですが・・)

素早く腰を降ろして引きに耐えます。

伸される程では無いけど良型!!

何度かリールを巻いた後、フッと軽くなります。

「またスっぽ抜けか???」

仕掛けを上げると針の上50cm程のところで切れていました。

気が付くのが遅くて浮かせきれませんでした。

こんなときに限ってアタリが来るんですよね、もう流している時はタバコ吸いません・・


ウツボやオジサンも沢山食ってきます。

イメージ 9


喰いが立ってきたか!?

オジサンが釣れたあと流しているといきなりウキが水中へ!

今度は瀬ズレさせてなるものかと強引に引き寄せ高速でハンドルを巻きます。

外道ッぽくない良い引きで足元の浅場まで突っ込んできたのは・・・

ん?細長い?

まさか?

今年2匹目の・・

スジアラでした!!サイズは51cmと少々小型。


イメージ 10


この島に多く居ることは知っていましたがまさか本当に釣れるとは!!

本命より嬉しい!!

しかし浮かれている場合ではありません。

知人に50cmを超えた本物の味を持つシブダイを持っていくと約束しているのです。

今日は何としても釣り上げなければ!

19時を過ぎ暗くなってケミホタルをウキに付け数回流したときからガシラ、オジサン、ヤガラ等々

エサ取りラッシュです。

ウキが微妙に沈んだ後は挿し餌がありません。小型の雑魚がつついているのか

もう完全にゴールデンタイムになった様です。

20時半頃、狙い通りのポイントでケミ蛍が物凄い速さで水中深く突っ込みました。


「本命!!!」腰を落としたと同時に大きく合わせると・・・

全く手応えがない・・

またもや

恐怖のスっぽ抜けです。

今回はフカセ用にワンサイズ大きめの捻りの入った針を使っていました。

もう完全にスっぽ抜け呪縛に掛かってしまいました。

迎えに来るのは22時、21時40分には片付けしなければいけません。

そしてそれから何度か流していた21時20分頃、ウキが少し沈み込んだあと

急に深く潜り込みます。

大合わせをするとズン!!と乗りました。

竿の弾力を使って強引に引き寄せゴリ巻き!

結構すんなり上がってきたのは30cmくらいの小タマミ・・・

イメージ 11


時間も押し迫ってきたので今日はこれにて終了!

本命は釣れませんでしたが稀少魚スジアラが釣れたのでヨシとしましょう。


イメージ 12


サイズは別として何故か足摺と柏島のスジアラの引きは全く違うものでした。

そうそう、同級生Bの釣果は中型タマミ2匹のみという残念な結果に終わってしまいました。