最近は暖かい日が多くなりましたね。
春はもう、すぐそこまでやって来てます。
春といえば「石鯛」ですが以前からフカセ釣りで狙って釣れないものかと色々模索していました。
まあこんな変態的なこと考える釣り師はそう居ないと思いますがやっぱり探せば居るものです。
あるブロガーさんに突然連絡をして極意を教えて頂きました。
この方は偶然フカセで釣れてから意図的に狙ったら好釣果を上げたそうです。
仕掛けや狙い方を親切に教えて頂きました。
・・・となれば行くしかありません。
同行する同級生Bも「俺もソレやってみる！！」
今回は割と近い高知県の志和という磯場に決めました。
以前から夜釣りで行きたいと思っていましたが台風などでことごとく機会を失い、初めての釣行です。
渡礁システムが全く分からずイケイケで行きましたが他の渡船には
無い特別なルールがあったようです。
・・・船頭に連絡したときは「乗船前に上がりたい磯を聞く」と言っていたのに・・・・・・。
ある常連さんが気を利かせて下さり、この界隈の一級磯「クロハエ」と言う所に上がらせて頂きました。
渡船名「くろはえ丸」の由来となった人気磯です。
グレ、青物、底物何でも釣れる比較的大きな磯です。
表（北側）に数名、裏（南側）に私たちとこの常連さん一人を降ろします。
ベタ凪のはずなのに足元には怖いくらい波がぶつかってきます。
撒き餌はオキアミ、付け餌は前日にスーパーで買った海エビ！
小さなオキアミより目立つだろうという素人考えです。
仕掛けを作りながら30年通っているという常連さんに色々アドバイスを聞きます。
初めての磯場では常連さんは本当に心強いです。
足元を洗う波に気を付けながらまずはショアジグで青物を狙ってみます。
・・・30分で諦めます。
常連さん曰く、今日は滅多にないほどの緩い潮と水温の低下で状況は良くないそうです・・・・
案の定、いつまで経っても3人ともあたりがありません。
9時頃、Bが声を上げます。
見ると竿が満月に！！・・・と思った瞬間穂先が跳ね上がります。
ハリスがザラザラ・・・瞬殺でした。
その30分後、根掛りを恐れて仕掛けを上げようとすると・・・
グン！！生命反応が！！
強い引きでは無いがアタリがあっただけ嬉しい。
4～5回巻いたら軽くなります。瀬擦れ？
針はありましたが先っぽが曲がっていました。
数回、強引に根掛りを外した時曲がったのでしょう・・・。
それからは皆アタリが無いまま弁当船の時間が来てしまいます。
そんな時、沈めていたウキが一瞬、見えなくなります。
反射的に合わせると同時に生命反応！！
重々しく暴れています！
リールを巻いていると海中から銀色のデカいのが飛び出してきました。
「ヒラスズキじゃ！」
元気よく暴れていましたが直ぐにタモIN！！
う~~~ん・・時期が早いのかちょっと痩せている。
しかし型はまぁまぁの69cm。
このアタリ以降は全くのアタリ無し・・・退屈で眠たくなってきます。
我慢できず竿を置いて座り込みウトウトしてしまいました。
12時を過ぎてまた再開。
撒き餌を打っていると横でBがまた声を上げているので見てみると
竿が伸されそうなくらい曲がっている。
悶絶しながら2～3度、LBで糸を送っていたと思ったらまたまた竿先が跳ね上がる・・・。
やっぱり瀬擦れで大物？を逃してしまった。
いつの間にかグレ狙いに変えて細仕掛けにしていたらしい。
２時30分、そろそろ片付けを・・・と思っていたら離れたポイントで釣っていた常連さんが
「終わる頃にやっと来た！」と言いながら後ろで良型のグレを〆ていました。
それからは3人とも諦めて迎えに来た船に乗り込み各磯へ迎えに行きます。
渡船代は4000円と安く、弁当は600円。
夜中に港に着いたのでよく分からなかったのですが少し離れた所に
船頭宅があり、そこの休憩所に釣り客は集合します。
そこでここのベンチの上に帽子などを到着した順に置いて順番を確保するシステムだそうで要するに早いもん順。
ただ、人数や磯によって半端になる場合があるので1～5番目くらいの客は談合で決めるようです。
さすが殆どの釣り客が超常連さんばかりの渡船です。
初めて行った私達が場所もルールも分かる訳ありません。
ましてや話し合いなんて・・・
一級磯へ上がれたのは奇跡と常連さんのおかげです。
愛想の良い船頭さん、安くてのんびりした此処はとても良いと思いましたがひとつだけ欠点があります。
私にすれば二の足を踏んでしまいそうな悪い点が・・・・
釣りとは全く関係のない、行った人にしか分からないとてつもない欠点が・・・・
何かって？
一度行ってみてください。これさえ無ければ・・・・
強烈な・・・・・・？？？
