結婚が決まってから

初めて夫の付き添いで

病院に行き

 

夫の病気の説明をしてもらった

 

 

悪性リンパ腫は

血液のがんの一つ


血液中には赤血球と白血球がありますが、

 

 

免疫をつかさどる白血球の中のリンパ球が、

がん化した病気が悪性リンパ種です。

 

 

60〜70種類ともいわれるけど

 

ザックリ2つに分けて

 

夫は非ホジキンリンパ腫

 

 

それを更にザックリ3つ分けると

 

 

 

 

夫は

ろ胞性リンパ腫

 

 

 

ゆっくり進行する

身体とぎりぎり共存していけるというタイプ

何にもしないで

通院は3ヶ月に1回だ

 

 

 

首にできた腫瘍が

盛り上がって

大きくなってきていた

 

みるみる大きくなるのに

経過観察でいいのか不安でしょうがなかった

 

夫に病院に電話するように言うのに

ぜんぜんしない

 

私は結婚前だったので

勝手に診察券をみて電話するとか

できなかった

 

知人が教えてくれた

別の病院で行われてる

『癌患者の会』に行ってみた

 

某国立癌センターの名誉医院長が

癌患者の質問に答えてくれたり

患者同士の情報交換をする会だった

 

名誉医院長は夫の首のしこりを触診して

この大きさになって

何もしないとは信じがたい

血液内科ではなく

放射線科で治療を受けてはどうか?

自分の担当の患者なら

迷いなくそうすると言われ

 

 

ずっとずっと

不安だった気持ちが込み上げて

ボロボロ泣きながら

それを聞いていた

 

 

 

この時は

放射線治療に!!!

 

と強く思ったのだけど

 

3日後

血液内科の診断でも

 

急激に大きくなっている腫瘍を診て

 

◎癌の数値的には以前と変わらず、

悪化・進行の数値はなし。

横ばいの状態

 

◎PET検査で体内の悪性腫瘍を確認したところ、

増えたり大きくなっているところもあれば

なんと!消えている腫瘍もあった

 

悪性腫瘍が増えたり大きくなっているところがあるのに、

ガンマーカーの数値が上がらないのは、

夫の癌の大きな特徴である

『悪性腫瘍なのに、身体に悪さをしにくく、

身体と共存している状態』

ということなのだそうです

 

身体がだるいということが

多くなった気がしたのですが

医師的には、

炎症の数値や癌マーカー数値的には

全然変化がないので

 

加齢や運動不足のような一般的な

50代60代の症状ではないかと

考えられるとのことでした

 

 

問題は、

身体に悪さをしていない状態だけれども

悪性腫瘍が増えているという点。

 

ここは医師によって

治療方法の判断が分かれるそうなのです

 

1、腫瘍は増えているけれども身体に悪さをしていない状態であり、薬の効きづらい癌なのでこのまま経過観察をする

 

 

2、腫瘍が増えていて悪さはしていないけれど、この先増えた腫瘍が悪さをする性質に変わる可能性がゼロではないので抗癌剤治療で腫瘍の減少、消滅を目指す。抗癌剤などの薬が効きづらい種類の癌ではあるが医学の進歩によって薬が効く症例もあがってきている

 

 

3、内科的治療(抗癌剤)から放射線科的治療(放射線治療)に変更し、腫瘍を撃退していく

 

 

1、2は今、かかっている内科で 

3は別の病院でということになります

 

現在の担当内科医は

抗癌剤治療を始めてはどうかとういう提案がありました。

大学病院との連携で

血液内科の専門医の元で行います。

 

夫と私は

今かかっている内科でまだ経過観察が続き

抗癌剤治療をまだ始めないのなら

放射線治療を考えていたので

 

放射線治療と抗癌剤治療で二人で迷いましたが

抗癌剤治療にかけてみることにしました。

 

 

 

3月9日から1ヶ月程入院し、

抗癌剤を血管に入れる為の準備や検査をします

 

外出などもできるそうで

会社の仕事も時々しながらできるそう

 

 

※身体的には外出も問題ないのですが、

おそらく現在はコロナウイルス予防のために

外出禁止になるのではないかと思います

 

 

 

それからは、2ヶ月に一度、

3日程度入院して

半年くらいかけて抗癌剤治療を

していく方針です

 

副作用があったりするので

その辺が不安でもあるのですが

 

 

立ち向かって乗り越えていくしかありませんよね。

不安も辛さも一緒に受け止めてメンタルも支えていきます

 

PET検査で『消滅している癌細胞があった』

というのも少なからず

希望があると思います

 

 

現状を維持するのではなく

腫瘍の消滅を目指すという

医師の力強い言葉も、

ただの気休めではないと思っています

 

 

夫は

自分自身の決断はしたものの、

 

経営している会社のことや

副作用への恐怖に

不安で気持ちの

整理がついてない状態でした

 

 

これが

入籍をする

2週間前のことでした

 

 

 

私に気を使ったのかもしれないけど

夫はそんな状況でも

冗談を言って笑わせてくれて

 

私も負けじと

笑わせました

こんな時でも笑えるなんてすごい!

 

 

 

 

入籍してから治療に入る形になれて

本当に良かったと

心から思いました

 

 

 

 

これからの治療開始への不安もありつつ

結婚してこの先ずっと一緒に

二人で一緒に立ち向かう

負けないぞって勇姿がわいて

 

 

そんな気持ちを持ちつつ

 

入籍して

 

友達が開いてくれた結婚パーティの

ドレスやアクセサリーを選びました