一度は平癒したと思ったムカデの噛み跡が、一昨日あたりからイタがゆい。

そこらじゅうでムカデのことを話していたら、二度噛まれたという女性がこれからかゆいわよ、と言ったのが一週間前。そのときは、いやもうなんでもない、と答えたのに。

耐えられないほどではないが、なおその毒が指の中にあって私の神経に障り続けているのだということが、何か恐ろしい。


私はムカデに噛まれると歌を思い出す癖があるらしい。

岸洋子の「恋ごころ」を思い出した。

♪ 恋はふしぎね 消えたはずの 灰の中から なぜに燃える …


ついでに少しネットで調べたら、面白い論文に出会った。

ttp://www.lang.nagoya-u.ac.jp/~tadokoro/enricomacias.pdf

拾物をした気分。


しかし、指のかゆみが消えないのには参った。