手仕事が生み出す力強さと美しさ、感じてください | SWL leather&silver's BLOG

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ウォレット(財布)、マネークリップ、キーケース、名刺入れ、ベルト、メディスンバッグなど、つくり手の魂を宿すレザーアイテム(革製品)を妥協なきハンドメイドでつくり届けるレザーブランドSWL、クラフトマン田島隆治とスタッフ田島いづみがお届けするブログです。


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こんばんは

SWL leather & silver
エスダブルエル

スタッフの田島いづみ たしまいづみ です。

1回2回と二日間に渡ってご紹介した、
F様からオーダーいただいたこちらの楽譜入れ
昨日に引き続き、メイキング=製作風景をご紹介したいと思います。



昨日のブログ記事では、このガーベラが彫り上がるまでをお届けしました。
今日はその続きです。



今回の楽譜入れは、表を継ぎ目なしの一つのパーツで製作しています。
裏貼り用のパーツと、フタ裏部分のパーツの合計3パーツでできています。

こちらがメインとなる表のパーツ。
ガーベラガービングが小さく感じられるくらい、大きなパーツです。



ガーベラをカービング(彫刻)し終えたパーツは、次に「手染め」の工程へ入っていきます。
染料の濃度を変えながら、染めては乾かしを繰り返します。
理想の色味を目指して、少しずつ染め重ねていくんですね。

▼こちらまだ染め始めの段階の写真ですが、
右が表のメインパーツ。左がその裏に貼る、裏貼り用のパーツです。


全体の色味が染め上がってきたら、最後に「ぼかし染め」をほどこしていきます。


縁の部分や、カービングの周りに表情を加えていきます。


こうして染め上がった表のメインパーツ。
普段こういった写真は撮らないのですが、
染め上がった革の表情が美しすぎて、思わず撮影タイム。



こうして見ると、この革が生き物の一部だったということが分かりますよね。
命が刻まれているからこその、力強さと温かみ、そして美しさを感じます。
それが革という素材の魅力なんだなぁと、改めて思いました。



このまま惚れ惚れと美しい革を眺めていたいところですが、次の工程へ。

メインパーツの裏に、裏貼り用の革を貼っていきます。
この時点で、カーブを付けた状態で裏貼りしていくんですよね。



そして次の工程は「手縫い」です。
使用する糸は、動物の健を人工的に再現したシニュー糸。
手縫いでしか縫うことができない強靭な糸です。



本体の縫いはかなり長い距離で、かなりの時間を要します。
シニューは縫い目が整いにくい糸ですので、一目一目美しく整っているかを、
確認しながら縫っていきます。



縫いあがったら、次に「コバの仕上げ」
コバとは革の断面のこと。

何枚もの革が重なったコバ=断面に、染色・ヤスリがけ・磨きを何度も繰り返し、
見た目も美しく、手触り良く仕上げます。



こうして、様々な工程を経て完成へと至ります。
牛の皮が「革」になるまでも手間と時間を要しますが、
さらにそこから手間と時間をかけて、誰かが使うための製品になるのです。
その工程を手仕事ですればするほど、長い時間とコストがかかりますが、
それだからこその力強さと美しさが宿ります。

今回の楽譜入れを通し、改めてそのことを感じさせられました。




この楽譜入れについてはフルオーダーのアイテムになりますので、
詳細はお問い合わせください:問い合わせフォーム

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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