こんばんは!

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スタッフの田島いづみです。


昨日は心待ちにしていた「国宝展」へ行ってきました。



京都国立博物館で開催されているこの「国宝展」

日本で国宝指定されている美術工芸品885件の約4分の1にあたる、

約200件の国宝が集うという贅沢な展覧会。

ただその200件を4期に分けて展示するということで、

すごい混んでるし流石に4回行くのはちょっと厳しかったので、

今回はどうしても見たい作品が出る、3期と4期に行くことにしていたんです。

昨日は3期。一番のお目当ては こちらの長谷川等伯筆・松林図屏風 です。



いつか見てみたいと、ずーっと会える日を楽しみにしていた松林図屏風 。

ついに対面の日がやってきました。

金曜日は夜間開館で20時まで開いているのですが、余裕をもって16時に会場入り。

まぁ覚悟はしていたのですが、すごい人と熱気。

国宝展は他にも教科書に載っているような金印や伝源頼朝像など、

見どころたくさんで、もう順路とか関係なしに見れるとこから見るという感じ。

まずは松林図屏風とご対面。

見た瞬間、鳥肌立ちました!

でも絵の周りはすごい人だかりで、引いて見たいけどどうしても人が入ってしまう。

これは閉館直前、人がいなくなったら静かに見れるのではないかと考え、

それまで4時間、他の展示をゆっくりと見て贅沢な時間を過ごしました。

松林図屏風以外では、狩野永徳筆・花鳥襖絵に最も感動しました。

トータルで30分くらい見てたかもです。

それぐらいすごい景色。

あとは国宝の土偶2点も面白かったです。

金印は想像以上に小さかったです。笑

伝源頼朝像はすごく美しい絵で、男前でした。



そして閉館10分前、満を持して松林図屏風の前へ。

そしたら見たことのない光景がそこにありました。

普通はガラスに引っ付くように絵の前に人だかりができているんですが、

松林図屏風の前を2mくらい開けて、ガラスから離れたところに

何十人もの人が静かに立っていたんです。



私も最前列で座らせてもらいました。

博物館の係員が誘導するでもなく、絵の前が自然に開くなんて、

こんなことは初めてでした。

みんな考えることは同じなんですね。

松林図屏風は離れて静かに見たい

そのために夜間開館という比較的人が少ない日と時間を選び、

その閉館直前にこの絵を見る。

そういった想いの方が多かったんじゃないかなと思います。

そこから閉館までの10分、誰も一言も喋らず、

屏風の前に緊張と静寂と感動が広がっていました。

10分間見つめ続けたこの景色のすばらしさはもちろん、

一枚の絵がこうさせるって凄いことだなぁと、感動して泣きそうになってました。

忘れられない、思い出に残る10分間でした。

芸術の感動を共有できた喜びとでもいうんでしょうか、

素晴らしい時間・空間を過ごせたなぁと思います。



次の4期には、これもいつか見てみたいと思っていた尾形光琳筆・燕子花図屏風が来ます。

100年ぶりに京都へ里帰りするとの事です。

楽しみです!

最後に京都国立博物館の公式キャラクター、トラりんとクラフトマンの2ショットをどうぞ。



尾形光琳の竹虎図が元になったキャラクターですよ。

かわいかったです!

今日はちょっと興奮気味のブログになってしまい、失礼しました。

よい週末をお過ごしください。




最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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