何故?スイス、ヌシャテルのちょっと変わった伝統料理 | スイス情報.com

スイス情報.com

スイス在住日本人スタッフが最新情報を発信しています。


 こんにちはビックリマークブログ担当のシバの母さんです。ニコニコ犬
 
 風光明媚なスイスにあって、

観光ではあまり目立たない

ヌシャテル州(Neuchâtel)

出身の夫の祖父。
 
その義理祖父が

クリスマスと同じくらい

大事にしているのが、

3月1日の

ヌシャテル独立記念日です。
 
1848年、

プロイセン王国からの独立と

共和制を求める民衆蜂起が、

ヌシャテル州の

ショー・ド・フォン(Chaux-de-Fonds)

ロックル(Locle)

で起こりました。
 
3月1日は、

そのヌシャテルが

プロイセンから独立を果たした

記念すべき日で、

ヌシャテル州の祝日

になっています。
 
ちなみにこの二つの街は今、

スイスを代表する

時計産業の街で、

ユネスコ世界遺産にも

登録されています。
 
さて義理祖父の話に戻り、

毎年3月1日直後の週末は、

この日を大切にする

祖父とその家族で

モツ料理を食べる日。

 

 

 この3月1日のモツ料理こそ、

ヌシャテルの典型的な

伝統料理なのです。

 

 
そしていつも

不思議に思っていたのが、

何故モツ料理うーんはてなマーク
 
フランス語の説明も

理解できるようになったので、

義理祖父に尋ねてみたところ

 

「何故って、ヌシャテルの

伝統料理だからさ。

 

何故って、そんなこと知らないが

3月1日のヌシャテルは

モツ料理って決まってるんだよ、

ずっと前から」

ですって。
 
物知りの義両親も

その由来を知らず、

色々と検索してみたところ、

 

この日ショー・ド・フォンで、

革命軍の司令官が

ヌシャテル城への行軍を前に

モツ料理を食した

とありました。
 
お祝いにモツ料理、

ちょっと不思議な気がしますが、

義理祖父の話では

ヌシャテルの家庭は
もちろん、

レストランでも提供されるそうです。
 
この日義理母は、

昨年末に長年連れ添った

伴侶を亡くした義理祖父のために、

いつにもまして

ヌシャテルを演出しました。
 
イタリア国旗と

見間違えそうな三色旗は、

ヌシャテルの州旗。

 

 
赤地の右上に

スイスの白十字が入る州旗を、

緑、白、赤の紙ナプキンと

白紙テープで。
 
デザートのアイスクリームも、

色は薄いながらも

3色のを見つけ

生クリームで白十字と

テーブルはヌシャテル一色に。
 
 ここで義理母直伝、

モツ料理の作り方を。

 

1 
先ずモツを2時間半下茹でし、

 

2

その後人参とリーキ(西洋ネギ)

と一緒に1時間水煮

 

3

最後に塩を適量加えて

出来上がり。
 
好みで各種マヨネーズ、

サワークリーム、

刻んだピクルスで頂きます。
 
私はレバー系の匂いが苦手であせる

残念ながら

食レポートができませんが、

みんなモツ料理は1年に1度でいいDASH!

と言いながらも、

 

 

カクロン(フォンデュ鍋)に

何度もモツを継ぎ足していましたよ。ウインクベル
 
写真撮影日:2019年3月2日

 

にほんブログ村 海外生活ブログ スイス情報へ

ブログランキングに参加しているため、

キラキラポチっキラキラとクリックを押していただけると、

毎日の励みになります♪

 

■■■サマースクールの受付も開始しております!■■■

■■■ スイス情報.com 公式サイト ■■■

 

■■■ Facebook ■■■

■■■ インスタグラム ■■■

■■■ ツイッター ■■■

■■■ Youtube ■■■