マツダ頑張れ | ”投資家列伝” 研究して実践する "まさ" のブログ

マツダ頑張れ

もうかなり前のこと、自分が誰よりも速く走る模型の自動車作りに熱中していた
少年時代に

「ロータリーがインディーに吠える時」

という小説を読んで、感動して読み返していた。

ロータリーエンジンを実用化したマツダはなんてカッコいい会社だろうと思った。


一年前、たまたま、スバル レガシーからマツダ アクセラ スカイアクティブに乗り換えた。
運転がとても楽しい車で、バイク好きの僕がバイクに乗らなくなるほどの自動車だった。

スカイアクティブのガソリンエンジンは圧縮比がバイクのエンジン以上に高められ、
スカイアクティブ トランスミッションはほぼ全域ですぐにロックアップされるので、
そのバイクのエンジンのように気持ち良いエンジンの反応をマニュアルどランスミッションの
ようにダイレクトに感じ取れる。

それで、燃費はバイク並み。 おそらくとばしたときの燃費は他の単なるエコカーより良いと思われる。(飛ばしてもあまり燃費がおちないので)

それほどの自動車がメディアではいくらも取り上げられない。おそらくマツダはマーケッティングと営業がダメダメなのだ。これほど高い技術力をもちながら。

たまに、サーキットで走り比べた記事にアクセラが入っていると、余裕で、他の同クラスの車より良いタイムをたたき出している。アクセラより安い車で、速く走る車はなさそうだ。

しかも、速いから楽しいのではないのだ。出来の良いバイクと一緒で、機械と対話できる、素直に反応してくれることで、良い経験ができるから楽しいのだ。


さて、でも買うとき気になったのが、ディーラーの営業にアクセラのスカイアクティブの良さを
私が説明すると、そのときようやくその担当営業はひょっとしてこれは良い車じゃないかと思ったっらしい。 (営業なのに)

それで、夜の高速を走ってみたら、RX7、ロードスター以来の走って楽しい車とわかりましたと
その営業はあとからいうのであった。

マツダは、これだけの技術開発力をおそらくトヨタやホンダより一桁はすくないであろうと思われる研究開発費で維持しているのだ。

なんという、高い技術者魂。

さて株価はとみると、長いこと地を這っていた。

理由はいくつかあるだろうが、ともかく、技術に比べて、営業と経営のレベルがひくすぎることと、

日本で生産して外国でうる、特にヨーロッパでということにこだわり続けたことで、
円高の影響を強くうけすぎていたからだとおもう。

これではいくらマツダを応援したくても株を買えないと思っていたら、

先週後半からの円安で、一気に急上昇、金曜日は7%以上の上昇。

さらに、日証金の貸借比率、驚異の0.06(空売りが圧倒的に多い)

これ、月曜からどうなったうんだろう。踏み上げくるのか、やっぱりいつもの
マツダにもどるのか。


ただただ、マツダは今の熱い技術者魂を持ち続けて欲しい。
それを願っている。

スカイアクティブはロータリーエンジンに向いていた、有り余るマツダの技術への
情熱が、既存のレシプロエンジンの抜本的な改良に向かった結果だと思う。

マツダのエンジニアにトヨタくらいの開発費を与えたら、
どんなものを作り出すのかみてみたいなあ。

でもあれだけの高い志は、金を目的としない程ものだからもてているのかもしれない。

だからマツダの技術はかっこよく、経営は利益を追求する会社とは思えないような状態のままなのかもしれない。

また好き勝って書かせてもらいました。