3月5日(水)、港区芝浦港南地区総合支所と港区スポーツウエルネス吹矢協会の共催事業として、「第7回港区いきいきプラザスポーツウエルネス吹矢教室交流大会」が開催されました。
規模的には決して大きな大会ではありませんが、港区スポーツウエルネス吹矢協会が介護予防活動として区内11か所のいきいきプラザで長年展開している地域貢献活動の年度ごとの集大成となる事業ということです。
私は、当協会の活動の一つのモデルケースと捉えていますので学びを求めて行って参りました。
港区スポーツウエルネス吹矢協会はメンバーの皆さんが吹矢を楽しむことはもちろんですが、皆さんの協力で地域に根差した地域貢献という観点でスポーツウエルネス吹矢を普及してきています。
その活動が認められ昨年11月に港区長と社会福祉協議会長の連名で「地域福祉貢献賞」を受賞されました。
毎年この時期にいきいきプラザで吹矢をやっている方々の1年間の成果をこの大会で披露していますが、年々人数も増えてきています。
この中から当協会の会員になり、段級位を目指す方も数多くいらっしゃいます。
個人戦は他の大会同様、日ごろの練習の成果を発揮すべく集中力を持って静かに粛々と行われますが、特筆すべきは11教室の団体戦となる「対抗戦」です。
的は通常の的からダーツ風的に変えられます。
何と言っても教室ごとに工夫を凝らした応援がすごいのです。
円陣を組んでの雄たけびから始まり、音楽あり、鳴り物あり、横断幕やうちわなどの応援グッズを使って賑やかに応援をします。応援も他のチームと競い合っているかのようです。
音楽と書きましたが、AIによって作詞・作曲した応援歌を使って応援するチームもあります。
音楽に合わせて足を踏み鳴らします。一本吹くごとに「いいぞ!」「入ったあ!」「ドンマイ、ドンマイ!」などの掛け声が拍手とともに響きます。
よそのチームの応援の声を気にする人などいません。
自分に対する応援を背に受けながらしっかり集中して吹く・・・見ていてとても楽しいのです。
やっている方々も「応援されると気持ちいい」「集中力が一層高まる」などと話されていました。
スポーツの楽しみの中に「観る」「応援する」ということがありますが、まさにこれです。
野球のピッチャーだって大きな声援や、時にはヤジを浴びながらも集中力でバッターを三振にとります。吹矢でも同じようなことが言えるのではないでしょうか。
2~3年前から「全日本団体選手権大会」でも参加者募集告知の段階から「声を出して応援しましょう」と呼びかけていますが、これまでの文化を打ち破るのは難しいのも事実です。
私たちの競技では既に「する」「支える」の文化が育ってきています。個人戦はともかくとして、団体戦の場合は「応援する文化」も取り入れていくのはいかがでしょうか?
スポーツウエルネス吹矢は腹式呼吸と胸式呼吸を組み合わせた「吹矢式呼吸法」を伴う基本動作を行いながら「的」に向かって矢を息で飛ばし得点を競う競技です。
誰でもできるうえに呼吸法によって健康効果が期待できます。
メンタルスポーツ特有の難しさもあって、段級位を取得することで向上心を持ちながら一歩ずつ上達できますので、充実感を味わえる楽しいスポーツです。
5歳から99歳まであらゆる世代の人が楽しんでいます。
心身の健康を目指しながら、段級位や大会に挑戦してみませんか?
詳しくはwebで
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