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宗教学からアプローチ4-1からの続きです。爆笑


『ユダヤ教』について


ホテルとかにもよく置いてある聖書を見たことがある人は多いと思います。旧約聖書と新約聖書が両方入っていると思います。ユダヤ教が用いるのが旧約聖書で、キリスト教には旧約と新約聖書の両方を用いるが、キリスト教徒にとって新約聖書の方が重要らしい。イエス キリストは旧約聖書には出てこず新約聖書に出てきます。

そして新約聖書では有名な人物といえば紅海を割ったとされるモーセや信仰の祖といわれるアブラハム、後はダビデやソロモンくらいは日本人でも名前を知っている人も多いのではないでしょうか?

ユダヤ教の教えの中心はモーセがシナイ山で神から賜ったとされる十戒である。ただの10個の戒めというわけではなく、こうしなさい!ああしなさい!というルール、掟のようなものがこの時大量に作られた。それがユダヤ教の戒律とされています。では過去のユダヤ人は旧約聖書の中に彼らの最大の願いとして何を見ていたのか。それが救世主メシヤの降臨です。おそらくモーセも、アブラハムも預言者とされていると思いますが、モーセ以降、イエスが生まれるまでにユダヤ人には多くの預言者がいたと考えられます。

イスラエル民族(ユダヤ人)には困難が多かったのです。
アブラハムは神の命令で故郷を出てカナンの地に住むようになりました。カナンの地とは現在のパレスチナで、ユダヤ人にとっては重要な土地ですし、先祖が神様から与えられた土地です。しかし飢饉で暮らすのが大変だったので、アブラハムの孫であるヤコブの更に子供のヨセフの導きでユダヤ人はエジプトに移住します。しかし時が流れエジプトでユダヤ人が増えすぎて、エジプトの王がユダヤ人に脅威を感じるようになり、ユダヤ人を奴隷として酷使するようになります。そこで再びユダヤ人達はパレスチナ地方に戻ってきました。しかし、後にバビロニアによって滅ぼされて捕まえられて収容されます。その後、ローマの支配を受けます。長い年月に渡り、多くの困難を経験したことがユダヤ教の救世主メシヤの観念に繋がっていったのです。
ユダヤ人にしてみれば、試練の中にあっても、自分達は神の選民なのだから、必ず神様が我々を解放してくれる救世主を送ってくれる、という予言が生まれたのです。
つまり、ユダヤ教にとっての救世主メシヤとは他国の支配や抑圧から解放してくれる政治的な解放者ということです。

イエス キリストはユダヤ人にとっては、当時のユダヤ教の指導者たちの言っている事とは異なる教えを説き始めたうっとうしい存在で、イエス キリストは教えを無下にする異端児でしかなかなかったのです。

そしてユダヤ人にとって救世主メシヤは今だ来ておらず、預言者の予言を今でも信じて、今でもメシヤの降臨を信じているという気の長い話であるのです。


【ユダヤ教のまとめ】

経典:旧約聖書

救い:政治的解放、神様から与えられた約束の地に安住しそして繁栄すること

メシア:政治的な解放者、まだ来ていない。

終末:自分達の敵が神によって滅ぼされ支配から解放される

神様:超越神  人間を遥かに越えた存在。 ルール を守らせる神。偶像を禁止。 旧約聖書の中では幾度となく、人間を不道徳、不信仰を理由に殺している。

スピリチュアルの観念から見る神様とは、かけ離れていますね。私は科学の進歩にともなって宗教の神様よりもスピリチュアルの神様(=宇宙空間)の方が確かなものになっていくと個人的に思います。

次回は『キリスト教』について書いていこうと

次回、統合失調症についての論文の宗教学からアプローチ4-3から続きを読んでいただけるとありがたいです。ニコニコ

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