友人知人に挨拶回りをほぼ終えた頃、彼―蒼が接続した。
当時の彼は、勤務帯の関係でいつログインするか分からなかった。
ログインしない日もあれば、ログインしていても会わない日もあった。
その日の蒼はいつものように広場に呼ばなかった。
『今日で引退するの。最後に蒼に挨拶することが出来てよかった。』
そう内緒話を送った。
初めは柚菜の言葉を信じなかった。
それを真実として受け止めた時、陸の攻撃可能な場所に呼び出された。
雪見がPKだと認識している陸人に見つかったら攻撃されることは分かっていた。
襲撃の際にしかいかない陸だけども、陸に行くのも最後だったし、なによりも蒼に会いたかった。
「よう!さっきのは本当?話を聞かせてよ。」
そう言いながら雪見の回りを障害物で固め、蒼が雪見の隣りに立ち守られる格好になった。
「もし攻撃されそうになったら俺が止めるから。
血の気の多いヤツが攻撃してきたら飛んで。」
雪見が何も言わなくても気付いてくれる蒼のそんな心遣いが好きになったんだった…。
「あたしがKくんに追い込みかけられてたの知ってるでしょ。
あれに疲れちゃったんだ。」
経緯を話し、
「今までありがとう。
蒼と一緒いた時間って短かったけど楽しかったよ。」
話をしても引き止めてくる。
正直困った…。
蒼のことが人間的に好きだったから。
だからキレイに雪見を送り出して欲しかった。
「俺、なんでこんなに雪見のこと引き止めてんだろ?」
突然そんなことを言い出した。
新章?柚菜と彼との過ごした時間ですw→
当時の彼は、勤務帯の関係でいつログインするか分からなかった。
ログインしない日もあれば、ログインしていても会わない日もあった。
その日の蒼はいつものように広場に呼ばなかった。
『今日で引退するの。最後に蒼に挨拶することが出来てよかった。』
そう内緒話を送った。
初めは柚菜の言葉を信じなかった。
それを真実として受け止めた時、陸の攻撃可能な場所に呼び出された。
雪見がPKだと認識している陸人に見つかったら攻撃されることは分かっていた。
襲撃の際にしかいかない陸だけども、陸に行くのも最後だったし、なによりも蒼に会いたかった。
「よう!さっきのは本当?話を聞かせてよ。」
そう言いながら雪見の回りを障害物で固め、蒼が雪見の隣りに立ち守られる格好になった。
「もし攻撃されそうになったら俺が止めるから。
血の気の多いヤツが攻撃してきたら飛んで。」
雪見が何も言わなくても気付いてくれる蒼のそんな心遣いが好きになったんだった…。
「あたしがKくんに追い込みかけられてたの知ってるでしょ。
あれに疲れちゃったんだ。」
経緯を話し、
「今までありがとう。
蒼と一緒いた時間って短かったけど楽しかったよ。」
話をしても引き止めてくる。
正直困った…。
蒼のことが人間的に好きだったから。
だからキレイに雪見を送り出して欲しかった。
「俺、なんでこんなに雪見のこと引き止めてんだろ?」
突然そんなことを言い出した。
新章?柚菜と彼との過ごした時間ですw→