当時のあたしは病んでいた。

次第に出来た仲間はみんな悪いヤツだった。


でも楽しかった。

そしてゲームの中での擬似恋愛が段々と楽しくなってきた。


最初に出来た恋人とはあくまでもゲームの中だけで一緒にいただけだった。

その次に出来た恋人は年齢も一緒だったし、住んでいる場所もそれなりに近かった。

電話もしたし。会ってデートしたりもした。


彼氏がいたけど罪悪感なんて感じなかった。

彼は束縛するタイプ。

彼の性格上、束縛しないと気が済まないからしているだけで基本的にあたしは信用されていた。

ゲームの中の恋人ははっきり言ってタイプじゃなかった。

だけど、あたしはあたしじゃなくてゲームの中のキャラだった。


だからきっと罪悪感なんて沸かなかったんだし、タイプじゃなくても平気だったんだろうと思う。