私の転落人生~始まりはDV~ -4ページ目

私の転落人生~始まりはDV~

DV夫との結婚・離婚、不倫、水商売、風俗嬢…昼ドラ並にドロドロ感満載な私の人生を綴ります…

潤さんの言葉が頭に響く。




「・・・俺さ、もう一生誰も好きになれないと思ってた。」


そう言葉を続けた。


・・・やっぱり、あの写真の人。。。


大切な人?





「初めて逢った時、言ったの覚えてる?」


覚えてる。


-大切な人が居なくなったら、どうするか?-


って、潤さんは私に聞いたよね?





「あぁ、そうだ。そう聞いた。・・・もう、5年経つ。。。」




潤さんは大切な人の話を話し始めた。


私は・・・黙って聞いていた。
















リカ。


学生時代から付き合っていた大切な人。


お互いがお互いを大切に想う存在。


もちろん結婚を考えていた。


・・・でも、、、


彼女は突然の事故に遭い、この世から居なくなった。




彼女が居なくなって悲しいと思ったのは最初だけ。


悲しみよりも、もっと辛い孤独。


生きている意味が分からない。虚しさ。




何をしても誰と居ても忘れる事ができない存在。


満たされることが無い心。


潤さんの胸には大きな大きな穴が空いた。


孤独と空虚。。。




リカを忘れようと自暴自棄になった。


色んな女と遊んだ。


しかし、彼の胸に空いた穴は・・・埋まることは無かった。


余計虚しくなるだけだった。




今度は仕事に打ち込む事で、彼女を忘れようと思った。


がむしゃらに仕事をこなす日々。


仕事に打ち込む。。。


彼女の優しい声や、優しい言葉が欲しくなった。

余計に彼女の事しか考えられなかった。


彼女が一緒に居てくれたら、という存在しない未来を描いてしまう自分。




どうしたら彼女の存在を自分の中から消すことができるのか・・・

彷徨い続けていた時・・・



私に出逢った。



私は言った。

「忘れる必要なんてない。想い出に出来る日がくればいい。」




この言葉を聞いて、、、

心が・・・少しだけ暖かくなった。


何か重いものが心から外れた気がした。



そして・・・

私という人間も、誰か大切な人を失った事があるんじゃないかと思った。



最初は、そんな私に興味があっただけ。

でも、逢うたびに、何故か惹かれるようになった。



きっとそれは、過去と向き合っていて、今を生きていると感じたから。

俺も、そうなりたいと思った。




そして、楽しそうに笑う顔。

可愛くて、愛しくて。


結構、マヌケな所も好きでたまらない。


見ているだけで、身体が心が暖かくなった。



ずっと隣で見ていたいと思った。





・・・5年もウジウジしていたのに、カオルコと一緒に居るようになってから、、、

リカの事を思っても、笑えるようになった。



あんなにリカの事ばっか考えて苦しかったのに、

カオルコの事ばっか考えて楽しくなったり、切なくなったりするようになった。


仕事が忙しくてなかなか会えない・・・

今何してるんだ?

ヨダレたらして寝てんのかな?

そんな事を思って、1人微笑む。




そうか・・・

俺はアイツの事を想い出だと思えるようになったんだ。

そう実感した。




そして、カオルコの事が愛しくて仕方ない。








こうやって、カオルコに出逢えたことで、俺は変わることが出来た。


本当に・・・


ありがとう。






・・・と、とびきり優しく微笑んだ。






「カオルコ?」


え?


知らぬ間に、私は涙を流していた。。。









・・・その涙を、彼は指で拭い、本当に優しく唇を重ねた。




その唇からも、私を大切に想ってくれていることが伝わってきた。