それからYは、いつもと違う表情・口調で色々な事を話してくれた。
その中で私の心に残った言葉。
「本当の自分を誰かに知られることが怖い。」
・・・恵まれない環境下にいると、特に子供の頃。
周囲の大人の顔色を伺い、自分の言動を合わせるようになる。
それが生きる術だから。
こう振る舞えば喜ぶかな?
自分の気持ちなんてどうでも良くなる。
段々と当たり障りない人間になっていく。
自分の本心を隠すことに慣れる。
それに気付いた時、誰かに出会う。
始めはいつも通りの当たり障りのない人間を演じているが、段々と打ち解け、これが本当の自分じゃないかという気持ちを見つけることが出来る。
そして、その本当の自分で相手に接する。
が、そこで本当の自分を否定される。
信頼していた相手に傷付けられる。。。
本当の自分で接したからだ。
他にも理由はあるだろうが、そう思い込む。
本当の気持ちを否定される事は辛く苦しい。
2度と表に出すまいと決心する。
・・・以前の当たり障りのない人間に戻る。
私はYの気持ちが理解できた。
私もそうだったから。
周囲の人間が求める回答を出す方が簡単だ。
偽りの自分なら、いくら傷ついても痛くない。
でも、ずっとそう思っていたけど、初めて出来た彼氏に言われた。
「本当の気持ちを話して大丈夫だよ。」
その言葉通り、彼は本当の私を受け留めてくれた。
残念ながら、別離と言う結果になったが・・・・
そのおかげで、少しずつだけど、嘘をつくことを止めた。
本当の気持ちを話せるようになってきていた。
しかし、そこでサタンに遭った。
また、私は本当の言葉を封印した。
だけど、今度はHとYのおかげで少しずつ話せるようになっていた。
私は言った。
じゃあ、Yの我儘言ってみて?1つだけ、叶えるから!!
Yに信頼してもらいたかったから。
私は裏切らないし、故意には傷付けないよ、という私なりの幼稚な(笑)アピールだった。
Yは笑った。
やっぱり、あまりに幼稚で突発的だったからだろう。(笑)
しばらく考えて・・・・・
「・・・今日一緒に居て?」