今回の入院もひと月近くなりました。

すっかり、この窓側の、カーテンで仕切られた

小さなスペースが私の住処になってしまったのだけど、流石に一度家に帰りたくて。

リビングに介護ベッドを置くために、3人がけソファを大ゴミに出したよ。って主人が言ってたけど、そのほかに置いてあるのは私の手芸材料が入っている棚や机。

自分で動かせなくても伝えておけば、少しは片付ける目処もつくでしょう。

主人も娘も隣に寝たいって言ってくれるから、

そんなスペースも確保しなくちゃ。

そう思ってね。

１週間前くらいから病院には伝えて置いたんだけどね。

まさかの雪。

それも大雪！笑

でもね、先生方も看護師さん達も

この日を同じように楽しみにしてくださっていて

予定通りに一泊２日外泊許可となりました。

お昼は娘が1人でも食べに出かけて行く関内にあるタイ料理。

タイの人が作る料理は、かつてはじめての再発時に家族4人で旅行した彼の国の味がする。

食べたのはこれよ。

料理は出たらすぐにシェアして食べちゃったから写真はないの。メニューでがまんしてね。

焼きそばとかすごい量！

1人で来てた若い男の子が残してたよ。

娘は食べきるらしいけど笑

窓の外は吹雪。見えるかな。

中央に見えるのはランドマークタワー。

てっぺんが霞んでみえないね。

車から。

ああ、悲しいかな、老眼が進む主人。

これから食べるタイ料理にウキウキワクワクの私達。

あのね、

お医者さんや看護師さん達に、

顔色が良くなって頰もふっくらしてきたね。

って言われるの。

それがとっても嬉しくね。

先月２５日にここに来た時は、目がくぼんで

ガリガリになって、身体中がシワシワだったから。

でもね、やっぱり今回、一泊２日の外出で

口からのものが身になっていないんだな。と実感したことがあるの。

それはやたらに喉が渇いてね。

夜中はその分ストーマに多量に排出されてしまってる。飲んだ以上に出てるから、元々の体液まで出してしまってるんだね。

入院中は口からではなく血液に直接栄養と水分が入ってるから、適度にストーマの中はアヘンチンキ等で固まってきたなあ、と思ってたんだけど、

やっぱり一泊２日でも良好な状態は保てないようです。

今回は急な外泊だから、毎日の栄養は家で点滴ができなかったんだ。

まあ、それがわかったのも良かったことかもしれない。増して雪の日でさえそうだから、

夏はこれは無茶なことなんだろうね。

水を飲んでも

美味しく食べても自分の栄養とはならない。

これは悲しいけど事実です。

でもさ。

でもね。

先生達は０%じゃないからね。って言ってくれるの。

美味しく食べて体重増えたんだからね。

間違いなく０%じゃないよ。って。

ふふ。

そうね。

ふっきれたんだ。

栄養と、美味しく食べることは違うって。

そして、笑うことをもう一度。

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OVCAミーティングとは？

卵巣がん「Ovarian　Cancer」の２文字から名づけられました。
2011年10月より有志で幹事を募り、3ヶ月に１回のペースで開催されてきた卵巣がん経験者を中心とした気軽なおしゃべり会です。

雪の日の外泊