頼まれてワンコ浴衣 | 宵の明星(卵巣がんを受けとめて)

宵の明星(卵巣がんを受けとめて)

2009/2父がすい臓癌3月母が肺癌発覚。二人の看病中同年/11月私に卵巣癌発覚。自分の抗癌剤治療中(TC6回)両親を看取り喪主を務める。2011/3再発TC11回終了。途中カルボアレルギー。2012/10カルボ脱感作+ジェムザール、ハイカムチン、ドキシル、アバスチン治療中



うちにね。

ワンコが2匹いたのが夢だったんじゃないか。
って思うの。
悲しみに潰れてるわけじゃないし
いないことに探し回ることもない。

でもね、
たとえば熱があってだるいなあって片手をベッドから投げ出した時、いつもならひゃっこい鼻でふわっと触って『ダイジョブ?』って瞳が見つめてたり、
新聞を広げると必ず読んでるところらへんに寝そべって邪魔したり、

ぬいぐるみを可愛がるとヤキモチ焼いて怒ったり。

2匹それぞれの性格で思い切り甘えてくれて。

でも上の男ワンコが5歳、下の女ワンコがまだ1歳の時に私のこの病気がわかったから、
そう、再発してからはずっと治療が空きなく続いたから、あんまり連れ出して遊んであげられなかった。
とくに下の仔には時折、
こんなママでごめんね。そう言って撫でたっけ。



この写真は
男ワンコがまだ1歳くらいの頃。
高校生の息子と中学生の娘。葉山の海で。


外に連れて行けない分、洋服やアクセサリーは
随分作ったよ。
大きめなビーズでリードも作った。
キラキラ光が反射して、まだあまり市販されてなかったから、ワンコ好きな方によく褒められたっけ。
我が仔が一番可愛いと、よそと変わらず思っていたから、ほんとうに洋服はどれだけ編んだり作ったりして着せ替えしたっけな。
嫌がってたけどね。ぷぷ。


先日娘からラインが送られてきて、ラブラドールの浴衣作れる?ってきた。
職場に一緒に働くラブがいるんだけど、
お祭り行事にプレゼントしたいんだって。

ああ、そういえば浴衣は作ったことなかったけど
若い頃和裁は習ったから難事じゃないだろう。
型紙あるっていうし。
え?ミシンで縫うの?
へー。いいよ。

カタカタ。
ミシンでサッカー地の涼しげな布を立体にしてく。
ああ、ワンコの為に作る。って久しぶりだな。
ラブラドールは大きいなあ。
共布で髪飾りもこさえてあげよう。
買物に行かれないから、家にあるレースやビーズを使ってね。


シワになるから帯は結ばなかったけど、後姿はこんな感じの可愛い柄だね。

最初ラブには大きさはこのくらいかなーと作ったら、娘に耳の毛があんまりないから大きすぎかな。って言われてがっかり。
でも帯を結んだ結び目に飾るって。
ふむ。華やかになるねー。


で、小さくしてこれが耳飾り。


ね。並べるとだいぶ大きいね。
耳の毛これじゃ頭を振った時に抜けちゃうね笑


もうすぐね。
娘のために作ったウェディングブーケがピースの
ベッドカバーが仕上がります。
途中3ヶ月入院したから、ほぼ半年で簡単なベッドカバーは仕上がります。

さあ次もベッドカバーにしよう。
次は息子の方に、ああ、女孫に作ろうか。
アンパンマン好きだけど、
ま、それはやめておこう。ぷぷ。