この物語のなかで、2章が一番長いとおもいます・・・結構大事なとこなんで・・・
気長にみてください・・・
「ううん。いいのよ。私、エリ。」
「あたしっ、ユウっていいます・・・その子とふたごなんです・・・」
「やっぱり?すごく似てるもんね。」
エリはくうを地面におろした。地面とはいっても草がたくさん生えていたので、くうが泥だらけになる事はなかった。
「じゃあね。」
エリはユウに手を振った。そしてこのあと、ユウの前で信じられない事が起こった。
エリが木にそっと手をおくと、そこにおおきな穴があいたのだ。ブラックホールのような、真っ黒な穴が。
「え・・・」
ユウが呆然としていると、エリはその穴にすっと入っていった。そして穴は、みるみるうちに小さくなり、消えてしまった。
ユウはエリと話しているうちに、一枚の写真をもらった。エリと男の人がいっしょに写っている写真だ。友達になったしるしに、もらってほしいと言われたのだ。だがユウは、エリがこれとまったく同じ写真をくうのポケットにいれていた事など、全く知らなかったのだ。
「・・・いくか。」
シカがつぶやいた。すると、スズは絶叫した。
「なんでぇぇぇぇぇ!!!!!!」
「だって、探さねえ事にはくうも見つからねえし。」
シカは当然のようにスズにいった。
ただ、シカにとっては探しに行くことが当然でも、スズにとっては違った。わざわざ仲の悪い奴のためにこんなえたいの知れないものに飛び込むなんて考えられなかった。
すると、ユウは穴が小さくなっているのに気づいた。そして、エリと出会った時のことを思い出した。
「このままじゃ、消えちゃう!」
シカもミカもユウの言っていることがわかったようだ。おたがいにうなずきあうと、穴に飛び込んだ。
「スズ、どうする?いやなら先に体育館行っててよ。」
ユウが少し皮肉にいうと、スズが穴を見つめるのをやめた。
「行く。」
「じゃ、行くよ。」
見ると、穴はもう最初の半分くらいの大きさになっていた。
「せえのっ!」
かけ声と共に、ユウとスズは穴に飛び込んだ。
ミカのセリフがなかなかおもいつきません・・・う~ん・・・