歳時記スイーツ
白露
9月7日ごろから21日ごろまで
夏から秋への移り変わりの季節。
ここから、本格的に秋が訪れてきます。
この期間の9月9日は、重陽の節句。
元々は、菊の節句で長寿を祈る日。
最近では、収穫祭の意味合いも強く、栗の節句とも呼ばれています。
この時期に欠かせないのが、秋の七草。
深まりゆく秋の移ろいに合わせて花開いていく七種の草花。
春の七草のように粥などにして食べるのではなく、秋の七草は、色彩豊かに咲いている様を眺めながら、会話やお酒を楽しむのが嗜み。
万葉集で山上憶良が読んだ歌は有名です。
秋の野に 咲きたる花を 指折り かき数ふれば 秋の七草
この時期に食べたいスイーツは、
栗、芋類、梨。
鑑賞して楽しむ秋の七草にリスペクトして、彩豊かなお菓子も欠かせません。
秋の素材。イチヂク、かぼちゃ、柿なども楽しめます。
夏から秋への移り変わり。
夏の終わりに登場する、葡萄なども一緒に飾って色豊かなスイーツを楽しみましょう。
八月の終わりから登場した
紫芋のタルトが好評です。
地味になりがちな芋のタルトを彩豊かに楽しめるように、奇抜になりすぎないように色の変化をわかりやすい素材で演出。
味のイメージもわかりやすく。
紫芋は、今の時期はあやむらさきを使用。
深まる秋に連れ変わっていきます。
わかりやすく秋を感じ楽しめるお菓子に仕上げました。