洋館が立ち並び、異国情緒溢れる横浜屈指の高級住宅街・山手。そんな舌が肥えた山手の住民たちをも夢中にさせるのが、女性オーナーが1人で切り盛りする『カフェ ルシェルシュ』だ

 

 フランス語で「研究・探求」という意味の店名どおり、店内にはこだわりぬいたアンティーク家具で揃えられ、ジャズのBGMが心地よい。

 

 

 店内に入ると出迎えてくれるのが、街角にある小さなカフェで提供されるものとは思えないハイレベルな焼き菓子たち

 

 オーナーは、複数の洋菓子店で長く販売員を経験。フランスの焼き菓子「サバラン」の魅力を知り、販売の仕事以上に“自分自身で作る事”に興味を持ったという。

 

 カフェでの製造経験を積みながらも独学で自分の味を研究しつづけ、

自分が理想だと思う洋菓子を提供する、理想の喫茶店を作りたいと、

この店をオープンしたというから店名に恥じない探求心ぶりだ!

 

 

 サバラン!フランスの食通家・ブリア=サヴァランにちなんで名付けられた焼き菓子。

 別名「ババ」とも呼ばれる。

 元々、母国のフランスではアルコールを嗜むために食されたものらしく、

ブリオッシュ生地にたっぷりとシロップを染み込ませ、さらに強めのラムを加えた、いわば大人のためのスイーツ。店によって、形状は様々だが…この店のサバランは、クラシックな銀色の器に入り、何とも涼しげ…女店主のこだわりを感じさせる。

 もちろんこだわりは見た目だけではない。

 

 じゅわっと染み出るシロップは、隠し味にオレンジの皮やスパイスが入った香り豊かなシロップ…

 

 

 そして、この生地!しっかり水分をとばし焼き込み、あえて硬めにつくったブリオッシュ生地は、シロップに一晩ヒッタヒタに浸しても、決してへこたれない!

 

 程よい食感が残るへこたれない生地!

 

 そして生クリームとの相性抜群…滑らかなカスタードクリームwithラムレーズン!

 さらに、フタの上にはさわやかなアプリコットジャム!

 

 程よいラム酒のアルコールとフタに塗られたアプリコットジャムが相まって、なんともさっぱりとした口当たり!

 ジュワッと口全体に広がるシロップの甘みと、生クリーム、カスタードクリームのそれぞれの甘みが喧嘩せず、品の良い甘さに仕上がっている。

 一口目で一気に涼しくなり、食べ終わる頃には夏という季節を忘れるほどサッパリした気分になれるはずだ! 

 

 手間暇かけたメニューとあり、残念ながらサバランの持ち帰りは不可。しかし暑い中、遠方から通ってでも食べたい至極のサバラン、ぜひ店内で1度体験してほしい。

 

 サバランが口の中で完璧に融合を果たした時……

 あなたは、天を仰ぐだろう…

 

 

【カフェ ルシェルシュ】

住所/神奈川県横浜市中区麦田町2-45

電話/ 045-264-4837

営業時間/12:00~18:00、月曜・火曜定休 ※不定休あり

公式HP/http://cafe-recherche.com/

※サバランは数量限定商品です。売り切れの際はご容赦ください。

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