木皿泉さんの「昨夜のカレー、明日のパン」の中で
「なんで、みんな、死なないと思ってるんだろう。今日だって、台風なのに、普通の恰好だしさ。でも死ぬんだよ。人は必ず死ぬんだからね。一樹みたいに死んじゃうんだからね」
と主人公が語るシーンがあります。
本当に、
明日の可能性というのは、誰にも平等。
どんな風にも創造出来るし、
生きている限り、必ず死ぬし、
いつその時がくるかはわからない。
自分や自分の大切な人に
病気をしたり
大怪我をしたり
そうした事が起きると
もの凄くリアルに感じる事が出来るけど、
本当は、そうでない時、
フツーで
元気で
幸せで
何にもない時に
「今日が最後の日かもしれない」
と思えたら、と思う。
今日が最後の日なら
どんな自分でいたいだろうか？
どんなワクワクの中にいたいだろうか？
どんな人に
どんな顔で
どんな気持ちで会いたいだろうか？
大好きな人にどんな言葉をかけたいだろうか？
言っていない事はないだろうか？
どんなお金を使いたいだろうか？
どんな仕事をしたいだろうか？
本当に「今日が最後」かもしれない。
悲しくてコワイ考え方だと思うでしょうか？
私は、
毎日が奇跡であり、
毎日を生ききる、
光ある考え方だと思えるのです。
こっちからのベクトルなら、
思考が現実化するとして、
悲しくてコワイ現実では無いように思います。