岡本和真選手が負傷し、全治3か月の診断が下ったことで、巨人の戦力ダウンは避けられない状況となった。順調に回復しても8月、長引けば9月までの離脱が予想される。そんな中、ソフトバンクからリチャード選手がトレードで加入し、岡本選手の代役として期待されている。
リチャード選手はソフトバンクで高い潜在能力を持ちながらも、一軍の層の厚さに阻まれ、定着が難しい状況が続いていた。二軍ではホームラン王を獲得するなど、長打力には定評があるが、一軍でその力を発揮できるかは未知数だ。守備は一塁・三塁をこなせるため、岡本選手の穴を埋める役割を担うことになる。
今回のトレードでは、巨人から大江竜聖投手と秋広優人選手がソフトバンクへ移籍し、リチャード選手を獲得する形となった。巨人にとっては長打力の補強が急務であり、リチャード選手の加入が攻撃力の維持につながるかが注目される。
岡本選手の復帰が早ければ問題は少ないが、長期離脱となれば打線の弱体化は避けられない。得点力が低下すれば、守備力の向上が求められるが、現状では大量失点する試合もあり、チーム防御率の改善も課題となっている。
リチャード選手が新天地でどこまで活躍できるかは未知数だが、チームの起爆剤となることを期待したい。実際のプレーをグラウンドで見て、その可能性を確かめたいところだ。