セリーグの新潮流?ピッチャー8番打線の可能性 | 書きたいことを書くだけさ

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2025年のセリーグでは、ヤクルトと広島が試合でピッチャーを8番に据えるという戦略を採用しています。この試みは、元横浜DeNA監督アレックス・ラミレス氏が提唱した打順の組み方に基づいています。9番に野手を置くことで、上位打線への流れが改善されることを狙ったものです。しかし、ラミレス監督が実際に行った際には、冷ややかな反応があったことを覚えています。
そもそも投手は少年野球時代から打撃を得意とする選手が多く、中にはクリーンナップを任されることもあります。しかしプロに進むと、投げることに専念するためにほとんどが9番打者となり、得意だったバッティングは影を潜めることが通常です。
ヤクルトや広島が採用したこの戦略が、上位打線への流れをどれほど良くしたかは、もう少し試合を観察してみないと判断がつきません。ただし、打線が極めて強力でなければ大きな効果は期待しにくいと考えます。結果として、これは打線全体の組み方に依存していると言えます。
もし投手を本格的に野手と同じ打者として考えるなら、試合によってはクリーンナップを任せる時代が来るかもしれません。例えば、巨人の場合、山崎伊織投手が投げる日に6番を打たせるなども面白い選択肢です。
大谷翔平選手の存在によって、このような野球界の常識が崩れ始めていると考えるべきでしょう。仮にこの戦略を取り入れたチームがリーグ優勝を果たせば、来年以降はスタンダードな戦術となる可能性を秘めています。しかし、結果が伴わなければ、今年限りで終わってしまうかもしれません。