ライブチケットが売れない理由と現状への考察 | 書きたいことを書くだけさ

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近年、いきものがかりや三浦大知などのアーティストがライブチケットの売れ行き不振について言及し始めています。その背景には、ライブチケットの価格が上昇し、1万円に迫るものもあれば、席の種類によってはそれを超えるケースもあるという現状があります。
この価格帯の変化により、観客は「行くライブ」と「行かないライブ」を選別するようになっています。リーズナブルな価格であれば参加の意欲が湧きますが、高額となると「この公演はいいや」と判断してしまうことも少なくありません。つまり、アーティスト側は観客に「どうしても行きたい」と思わせる活動を常に継続する必要があり、その努力が足りなければ、当然ながらライブの動員数は減少するのです。
また、過去のライブで観客を十分満足させられず、リピーターを生み出すことができなかったことも、チケットの売れ行きに影響を与えている可能性があります。これらは複数の要因が重なった結果と言えるでしょう。
さらに現在では、ファンクラブが先に確保するチケットの割合が減り、一般に流通するチケットの数が増加しているなど、販売構図にも変化が見られるようです。そのため、優れた評価や特別な価値を持つライブでない限り、チケットが売れにくい時代に突入しているのかもしれません。
物価高騰が叫ばれる今の時代、ライブは「余暇」であるため、こうした状況はやむを得ない面もあるでしょう。今後、アーティストが自身の活動やライブにおける満足度向上に力を注ぎつつ、チケット販売に関する言及が増える可能性もあります。