バンテリンドームで行われた中日対巨人戦は、接戦の末2対3で巨人が敗北。序盤こそ岡本和真の一発でリードを得たが、中日の粘り強い攻撃に屈し、4連勝は叶わなかった。
巨人先発の井上は、5回にピンチを迎え一時崩れるも、6回に修正し昨年からの成長を感じさせた。しかし、7回の続投に関する巨人ベンチの決断には議論の余地がありそうだ。もし6回で打順が回って代打起用のタイミングだった。しかし、打順は回ってこず7回まで
続投する形となりましたが、あそこは打順が回ってこなくても投手交代させても良かったと考えています。
一方で、中日は井上一樹監督の采配が光るスモールベースボールを展開。
1点を確実に重ねる戦術で勝利をつかんだ。
先制点は中田翔のショートゴロの間、さらに7回には木下のセーフティースクイズ、8回にはカリステの犠牲フライといった緻密な攻撃が印象的だった。
これまで「一発勝負」の印象が強かった中日は、今年は柔軟な戦略を取り入れつつあり、今後の対戦相手にとって脅威となりそうだ。巨人は10安打を放ちながらも打線がつながらず得点が伸び悩んだのに対し、中日はわずか6安打ながら打線をつなぎ勝利を収めた。
今日の注目ポイントは、 巨人は山崎伊織が先発予定。オープン戦の防御率6.48と期待に応えきれていないが、昨年中日戦では防御率1.46と好成績を残している点が期待される。一方、中日先発の柳は、オープン戦では防御率4.50とやや振るわず、昨年巨人戦でも4.91と苦手傾向がある。試合の立ち上がりをいかに攻略するかが勝負の鍵となりそうだ。