こんにちは。女優、マインドセットコーチのSuiです。かなり蒸し暑い毎日が最近続いているニューヨーク。ちょっと日本の夏みたいになってきた
先週現在進行中のプロジェクトのリサーチのため、いざメトロポリタン美術館へ。
”Sleeping Beauty”を目当てに行ったのだけど、やはり週末でめちゃ混みだったので今回はリサーチに集中することに。こちらの前で静かな時間を。メトロポリタンで束の間の”禅”な時を過ごした。ニューヨークのエネルギーはザワザワしているので、こういう”静”の時間は本当に大事。特にものを創ろうとしている時は。自然に呼ばれている感じ。
前回の記事に引き続き、私なりに思う”自分に自信を持つ方法”について今日も語っていこうと思う。前回私の英語へのコンプレックスについてちらっとお話しした。
例えばでも、英語が上手く話せなくてももともと自分に何かしらの自信がある人、あまり人の目を気にしない人達と言うのも確実に存在する。以前私の知り合いの日本人シェフの方で素晴らしい懐石料理を披露する方がいた。彼は英語全く話せなかったんだけど、話せないことに対して引け目すら感じてないように見えた。それがすごく羨ましかったのを覚えている。もう10年以上も前の話だ。今だからわかるけれど、彼は料理で勝負していてその料理の腕が彼に揺るぎない自信を与えていたから、別に英語が話せなくても彼にとっては問題でなかったんだと思う。そしてそれは、やはりこれまで色んな経験をされたであろう彼の中から出ていた揺るぎない自信。
英語で”Fake it til you make it ”という慣用句がある。(意味は、上手くいくまで上手くいってるフリをしよう)というものだ。まあ、願望実現方法でもよく、現実から自分を一旦離して、自分が叶えたい夢が既に叶っている自分を想像してその感情を味わおう、その自分で実際過ごしてみよう、というようなテクニックがあるけれど。まあ、それもある意味効果的な方法なのだけど、ここで結構多くの人が陥りやすいのが、想像してそこで満足しちゃって、一方で現実は何年経っても何も変わらないというケース。これはまさしく経験が伴っていない、行動がついてきていない場合。
私が16年ニューヨークに住んできて、モノローグ(独白)を英語でクラスでやる時も緊張せずに堂々とできるようになったのも、(クラスは日本人は私1人で基本みんなアメリカ人俳優達の環境です。)オーディションで緊張しなくなったのもやはり、何度も何度も悔しい思いして、その度に悔しいって叫んだりしてでもそこで諦めなかったから。悔しくていつも自分に’絶対英語上手くなってやる’ってマントラのように唱えて、練習していた。今も勿論そうで、ある程度大人になってからの語学の習得、特に発音はやはり幼少期に始めるよりもかなりチャレンジング。完全に変えるのは容易ではない。だけど私はこちらで役者をやるって決めた以上は英語をある程度のレベルに持っていくのはマストだと思っていた(いる)ので、もうやるしかない。とずっとやっている。私の英語は完璧にはまだまだ程遠いけれど、本当に少しずつだけど発音も改善していると思う。やはり経験に、練習に、勝るものは何もない。そして何より綺麗に発音できた時は気持ちがいい。その積み重ねだ。
確かに”Fake it til you make it ”は使えるテクニックなんだけど、そこに自分の行動がついてこなかったら現実の世界は何も変わらない。
あ、ここででも一つ。これは自分の経験から言えることだけど。変化している最中は(自分に自信がついていってる最中)あまり大きな変化というものは正直感じづらいと思う。しばらく経ってある時何かのタイミングでふと、”あ。私1年前と随分変わった。何も怖くなくなった。人の目がどうでも良くなった”と感じている自分に気づく。私の場合はそうだった。
あとはやはり、今日のサブタイトルにもしているけれど、自分に自信がつくタイミングっていうのは自分が物怖じすること、やりたくない事に敢えて挑戦して乗り越えた後。別に大きな出来事でなくてもいい。でも例えば、普段の自分がいつも避けている
こと、ずっと挑戦してみたいけれど勇気が出ない事、今までやった事がないこと、など色々。あと、ものすごく辛い時期を乗り越えた時も自信がつく。私も2度人生の危機みたいな時期があって、どん底にいたことがある。全てから逃げたい、人生辞めたいとまで思った時期があった。生きているのが本当にしんどかった時期。人生の一番底だった。
でもその時期を乗り越えた後は、何か少し大変な事があったとしても多少のことでは動じなくなった。大変だとすら思わなくなった。
”こんなのあの時期に比べたらなんでもない。私は何でも乗り越える強さがある。”心からそう思えるようになったのが、このどん底を乗り越えてから。こういう手もある。まあ、誰にでもおそらく生きていると一度や二度は本当に人生崖っぷちに立たされるようなタイミングってあるのではないかと思うけれど、大事なのはそこで絶対に逃げないで正面からぶつかる事。そうすると、なんか次のステージに進ませてくれる気がする。(これも私の経験上)。
ということで、まとめると。。
自信をつけるためには、どんどん自分の限界に挑戦すること、そしてそれを越えていく事。一回や二回やたった少しの挫折ですぐに諦めない事。人間はみんな自分が思うよりも随分強いし、計り知れない可能性を持っている。なので、やりたい事にはどんどんトライするべきで、自分が心から好きな事をどんどんやるべきだと思う。魂の栄養になる事をしてあげよう。
というわけで、私も先週からいよいよ秘密プロジェクトがオフィシャルに動き出し、頭も身体も忙しくこの前スタジオの帰りに通り雨(雷ピカっ!って。綺麗だった)にあったけど何だか空からの祝いの雨のように感じて気持ちよかった!
詳しくは後日:)
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