姫が産まれてカラ2 | ☆Sweet Smile☆

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先天性心疾患でフォンタン術後の娘と家族の日記

出産後…

私を襲ったのはすさまじい産後ブルー(;O;)

お腹の中に我が子がいない、喪失感…産んだのにうでの中にいない、何だかすべてのことに泣けてきて、仕方がなかった。

仲良くなった皆がいるあの部屋に、産後も戻ることができた。私以外はまだみんな妊婦。

また、ハイリスクの妊婦が集う病院だったため、赤ちゃんがNに入ってる人も多く、そういう面でも胎児診断はよかったかな、と思う。


部屋では泣けなかったのでシャワーの時間や夜中にカーテンを閉めた後、声をころして泣いていた。何が悲しかったのか…理由は分からなくとも涙はとまらない。まさに産後ブルー。


『生んでしまった』
『始まってしまった』

目の前で管につながれて苦しそうにしている娘を見て、そう思った。


同じ先天性心疾患でも、生まれたばかりだと見た目では気づかないような疾患もある。


でも姫の病気は違う。…とゆうか、同じエプスタインでも姫は最重症。

心胸比は100%。

モニタリングでは、呼吸数が100近くをウロウロしていた…。

今思い返しても、出産~一度目手術までのNにいた姫は、日に日に衰えていき、浮腫んで苦しそうで…人生最悪の期間だったに違いない。

まさに生と死の瀬戸際だった。


もちろ私が先に退院となったが、家に帰っても、兄を寝かしつけてからずっと泣いていた。


とにかく私は泣き虫で弱虫で(笑)


でも姫は苦しいながらがんばって生きていた。

そのころは毎晩、電話の音に怯えていた。

一度よなかの12時すぎに間違い電話があった時はこっちの心臓が止まるかと思った…


夜、兄を寝かしつけて寝た兄を隣の祖父母に預けてから旦那さまと二人で通院した。

高速で片道二時間近くかかるが、面会は一時間くらいしかできなかった。


そうこうしているうちに、姫の手術が決まった。