最近、とっても寂しがり屋で 赤ちゃん返りが激しいレオ君5歳。
仕事のせいなのかなぁ・・
反抗期のせいなのかなぁ・・
出生のせいなのかなぁ・・
なーんて思ってました。
出生の・・ は、やたらと
「赤ちゃんの時にお腹に居た?」
と 聞くからです。
こないだの話。
古い携帯を見つけたレオ君が
「これ、レオ君が赤ちゃんの時に
使ってたやつ?」
「やったかなぁ・・・」
「お腹に居った時?」
「いや、違うと思うけど・・・
っていうか、
レオ君はかぁちゃんのお腹じゃないやん。
産んでくれたママのお腹やろ?」
「ふーん・・・」
何度も言われるので、とうとう決心して聞いてみました。
「うん」と言われても、どうすることもできないから避けてきた質問。
「レオ君は
かぁちゃんのお腹が良かったん?」
するとレオ君は、なんとも言えない作り笑顔で
「ううん」
私には とても切ない笑顔でした
「そっか。
そうやんな、
かぁちゃんのお腹やったら
小さいままやもんな。
元気なお腹に元気に産んでもらえて
ほんまによかったわ 」
「大きくなられへんもんな!」
「うん、そうやな
大きくしてくれてありがとう!
やな~」
半分は理解して 半分はこれからなんとか理解しようとしているみたいな、中途半端な狭間にいるようです。
だから揺れて、寂しそうなのかなー・・・
もっと愛情が欲しいのかなー・・・
あの寂しそうな様子は何なんだろう とずっと考えていました。
そしてやっと私は重要なことを伝えるのを忘れていたことに気付きました ドアホ!
「ちょいとレオ君、
赤ちゃんってどこから生まれるか
知ってるやろ?」
「しらーん!」
「うそぉ!知ってるやろ?
お母さんのお腹の中から
生まれてくるやん?」
「うん。」
「みんなそうやねんけど、
その赤ちゃん達も
2種類居るって知ってる?」
「 しらーん!」
「ボーは、ボーママから生まれてきた。
デン君はデン君ママから。(お友達です・・・)
だいたいは お母さんから
生まれてくるのが普通やん? 」
「うん。」
「でもレオ君は、
産んでくれたママに産んでもらった。
こういう
もう一人のママから生まれてきた
特別な赤ちゃん
は、レオ君以外にも
たくさんいるねんで 」
「 ・・・・・・・・・・・・・ 」
「誰か知ってる?」
「 ・・・・・・しらん。」
「姫やアダムや王子がそうやで 」
「えっ そうなん?」
「他にも ○ちゃんや、○ちゃんや、
○ちゃんも ○ちゃんも○ちゃんも
そうやで
たくさんいるんやで~ 」
「へー!」
「でもな、やっぱりお母さんから
生まれてくる赤ちゃんの方が多いねん。
レオ君達みたいに、神様から
“大きくなれるお腹のカギをもらって
特別に生まれてくる特別な赤ちゃん”
は少ないねん。貴重やねんで~
すっごいやろ?」
うさぎママ流をアレンジ!
「うん」
なんとなく 赤ちゃんの時の話なると寂しそうだったレオ君は、どうやら 自分だけが違う と思っていたようです。
そう言ってました。だから悲しかった・・とも。
姫やアダムや王子の話をした時の急に晴れたような顔を 私は忘れないでしょうねぇ
やっぱりこういった”仲間”というのは大切なんですね。
”一人だけ”というのは不安なんですね。
「レオ君、
レオ君は 生まれた時は神様から守られた
特別な赤ちゃんやったけど、
生まれてからお父さんお母さんに
スキスキ~ってされて
大事にされて大きくなってるのは
ボーとか みんなと一緒やで
かぁちゃんがレオ君を大好きなことは
知ってるやろ?
一番大事。
かぁちゃんはレオ君の一番味方やで。」
「うん!」
「レオ君、産んでくれたママには
元気に大きく生んでくれてありがとう!
やな。
生まれてからは、
かぁちゃんがたくさんご飯を作って
これからたくさんレオ君を大きくするで~
ちゃんと食べてや~ 」
「いや~」
また新たなストーリーが生まれました。
赤ちゃんは2種類いる
普通にお母さんから生まれる赤ちゃん
と
特別な赤ちゃん
レオ君は 特別な赤ちゃんだったので、
神様から大きくなれる元気なお腹のカギを
もらって生まれてきた
そして、
特別な赤ちゃん連合(?)がある
どうかしらね~
これで、レオ君の気持ちの落としどころが決まるかなぁ?
今日は、あいびー&王子が遊びに来てくれました。
その時に 王子も特別な赤ちゃんの一人だ ということを教え、レオ君とおんなじだ ということを 二人から教えてもらいました。
それを聞いたレオ君の顔は ふざけていたけれど、嬉しそうに見えたのは私だけかしら
特別な赤ちゃん連合があり その会員の名を聞いてからのレオ君は、不思議と 夕方のグズグズ抱っこ魔 がありません。
たまたま、日中に我慢することが無かった日が続いているのかもしれないけれど・・・
人とは違ったことを ”特別だ” と急に嬉しく思えたのは、自分だけではなく 特別でマイノリティーな仲間が居てこそです。
親子での真実告知はするけれど、王子や姫やアダムも交えて そんな話をすることはありませんでした。
告知は親子の問題とも思っていたし、親の義務だとも思っていたし、親以外の大人が告げるものでもないと思っていました。
大人の間では 王子や姫やアダムが養子であることを知っているのは当たり前のことだったので いちいちふれることでもなかったということもあります。
真実告知は養親の最重要事項です。
人づてで知ってしまうのは最悪。
なるべく早く
親から愛情を持って伝えたい
そう考えるのが普通だし、私もそう思ったし、そう思い燃える人が大半ですよね。
その頭があるから、よく確認してからじゃないと我が子以外にはできないことでもあるのかも。
実際、王子に聞く前にあいびーに 「いい?」 って聞いたもんね。
そちらの告知方法と違いがあってはいけないから・・・
ひょっとしたら、大人が腫物にしていたのかもしれませんね。
そして、それを告げられていないレオ君は・・ そりゃわからんかー
赤ちゃん連合の子達を交えてする告知も良いものだな・・と感じました。
特に親同士がよく話をしていて、告知方法も知っており 似たような方法をとっている家族であれば そうした方がいいと思います。
そうして公にしていれば、大きくなった時に 子供同士でも”養子あるある”でも話して笑い飛ばしてくれるかもしれない。
悩みも共有できるかもしれない。
子供の間でも養子の話を腫物にしないために こういったこともやっていきませんか? 我が友よ~