介護士の皆さんに質問です。
「トイレ誘導とはなんですか?」と聞かれた時にどのように説明をしますか?
私はトイレ誘導とは、利用者が尿意を感じる前にトイレへ誘導して、
そこで排泄することにより、オムツを外すことが出来たり、オムツによる不快感をなくすことと理解しています。
(子供がオムツを外す練習をするのと同じ感覚ですかね^^;)
私の職場では現在、オムツ交換の時間はありますが、トイレ誘導というものはありません。
基本的に、利用者はトイレに行きたい時に「トイレに行きたい」と言うので、その時に排泄介助を行います。
認知症がある利用者の場合は、トイレ誘導というより、オムツ交換の為にトイレに行くという感じです。
利用者のほとんどはオムツを使用していて、それは尿意が感じないからというよりも、
尿意を感じてトイレに行くまでに間に合わないので、オムツを使用しているというものです。
最近、介護記事を探して読むことにはまっていて、古い記事ですが、
トイレ誘導について書かれている記事を見つけました。
Kisschema infört på äldreboende 「高齢者施設でトイレスケジュールが行われている」
内容を要約するとこんな感じです。
高齢者施設に住んでいる男性利用者に1日6回のトイレ誘導があり、それに対して彼の妻が、
「尿意は注文するものじゃない。必要な時にトイレに行ってそれ以外は必要ない!」と反論した。
施設側の意見は、この1日6回のトイレ誘導の目的は、
いろいろな大きさや種類があるオムツの中から、この利用者に合った正しいオムツを探す目的で、
決して、オムツ交換を減らして、オムツの費用削減を狙っているものではないと主張。
また、このトイレ誘導は他の施設でも行われていて、良い結果をもたらしている。
というものでした。
ここにはこの利用者の詳しいADLが書かれていないですが、
この記事の内容だけを読む限りでは、施設側の主張はそこまでおかしくないと思います。
実際、オムツ費用削減目的で、
トイレ誘導をしてオムツを汚さないようにと考えている施設もあるかもしれませんが、
私はこの記事の施設側の主張は理にかなっていると思っています。
確かに、利用者の妻の言うように、尿意や便意は注文予約できません。
けれど、トイレに行きますか?と先回りして声掛けして、トイレへ誘導することで、
小さいオムツをつけることにより、見た目が良くなったり、不快感がなくなったりします。
あとそれにより、利用者と介助者、両者の負担も減ることになります。
皆さんは「トイレ誘導」どう思いますか?