おくすりはキライ? | 統合失調症の海をゆく

おくすりはキライ?

こないだ、ある統失ブログをのぞいてビックリしました。

『統失の症状があるんだけれど、

薬が増えたらイヤだから、診察の時、黙っていた。』

というようなことが書いてあったのです。

薬が減ったら、嬉しい。薬が増えると、がっかりする。

それは、薬の多寡が寛解への可能性の多寡につながる、

と思うからでしょうか。

お医者様が、おっしゃいます。

「あなたは、薬が効きやすいようです。

だから、あなたに使っている薬はごく少量です。」

薬の吸収率には個人差があります。

私みたいに効きやすい人間もいれば、

ちょっと量を多く飲まなければ効かない方も

いらっしゃるでしょう。

症状の甚大さも関係するでしょうが、

個人個人の吸収率が問題なのだと思います。

昔の日記にも書きましたが、

私は変薬した直後に幻聴が復活したことがあります。

慌てて病院に行き、幻聴を抑える薬を出してもらいました。

薬って、個人個人の「いい加減」に合った量を出して

もらうのがすごく大切だと思います。

自分が快適に生活するために飲むのが薬では

ないでしょうか。

「薬の量が増えるのが怖いから、この症状を我慢しよう。」

では、本末転倒ではないですか?

そして、薬の量がすべてではないと思います。

何より薬を飲まないと、かなり高い確立で

一年以内に再発してしまうというではないですか。

逆に、薬を飲みながらお仕事をしてらっしゃる人は

いらっしゃるのですから、

薬の増減を寛解のバロメーターにするのではなくて、

自分の症状の落ち着き具合を

バロメーターにするというのはいかがでしょうか。



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……って、最近飲み忘れの多い私が言うのも

おこがましいのですが。