たしなめられる、再び
最近、工芸を「楽しめる」ようになって来ました。
これまでは、
作り上げる事でいっぱいいっぱいだったけれど、
だんだん、作業の手順とか時間の配分とか、
ちょこっとだけですけど、
何となく分るようになってきて、
完成したものを人に褒められる機会があったりして、
自分の中で盛り上がってきたのです。
工芸に関する本を買ってきたり、
アイディアを探そうと美術書を見てみたり。
カラーコーディネート検定を受けて
感覚を磨いたりもしたいし、
何より工芸にもっと頻繁に通えたらいいな♪
「それは気が早い」
と、母と病院の先生に言われました。
「あなたのその趣味は、一朝一夕に上手くなるという
類のものではないでしょう?」
そうです。
でも、通えば通っただけ早く極められるような気が……
「病気の回復のペースと合わせて調整しましょう。」
が、がっくり……
やりたいことに対しては、今すぐ即座に動きたい!
というこらえ性のない私の気持ちを、
ズバリ見抜いたお言葉でした。
「ただ、その趣味は定年もなく続けられるという
利点がある。ずっと続けて、
その先にお店を開いたりするという夢を
持つのはいいですよ。
例えば私の趣味はバスケでしたが、
学生の時のようなプレイはもうできない。
でも、あなたのその趣味なら、
おばあちゃんになっても大丈夫でしょう?」
そんな先の事、今はまだ考えられませんが、
先生のお言葉がきっと正しいのでしょう。
今は、ぐっと我慢!
でも、家にいる時間の中でできる事、
美術書を眺めたり、工芸の本を読んだりは
やっていきたいと思います。
他にできることは何かないのかなぁ……

