うつくしい ということは PART2
「ZAKKA」というお店は表参道にあります。
半地下の分りにくい場所にある、小さなお店です。
ことさら宣伝しているようではないですが、
雑貨が好きな人なら、
たいがい知っているであろう有名なお店です。
コンクリート打ちっぱなしの床と、
ライトの加減でクリーム色にも見える白い壁に
味のある木の棚が置いてあって、
作家物(陶器・ガラス・織物など)を
さりげなく並べてあります。
そこに、まちがって開店1時間前ほどに
着いてしまったことがありました。
12月の寒い日だったと記憶しています。
ZAKKAは総ガラス張りで、
外から中の様子は丸見えです。
何してたと思いますか。
そこでは、
小学校のようなそうじが行われていたのでした。
ほうきで床を掃いて。
商品をいったんのかしてぞうきんで棚をふき、
コンクリートの床をふきあげ、ガラス窓もふく。
12月ですよ!
まあ、室内には暖房があるかもしれませんが、
でも冬のぞうきんは寒いって!
あかぎれできちゃうって!
だけど、
見ていてこれほどすがすがしい事もなかったです。
でも見ている自分が寒かったです。

