オンデマンド印刷あるある。 | ハンドメイド作家さんのためのチラシ・作品集づくりのコツ

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オンデマンドの印刷を利用するにあたり、

絶対知っていてほしいことを書きます。


色を正しく安定的に再現し印刷する、ということは

本当に難しいんです。(特に画像データ)


例えばこれ、みてください。

4回刷っています。

1回ずつ微妙に色が異なるのがわかると思います。


会社も同じ、指示も同じです。



特に、左グループとと右グループは、色の違いが顕著ですよね。

左側は赤っぽく、右側は緑っぽい。


原因の1つめは、この下の文字。

ここを右側のときは緑文字を使っているので全体的に緑っぽく、

左側のときは、ラベンダーに変更したので、赤っぽく、

つまり、この文字の色に引っぱられていることがわかります。


 痛ーい過去記事


原因の2つめは、色を構成する仕組みが

そもそも画像データと印刷とは違うということ。

外国語を日本語に翻訳すると、ニュアンスが変化するのと同じ。



原因の3つめには、

オンデマンドは、大きな高級コピー機みたいなもので刷るのですが、

その1台1台に「クセ」があるそうです。


青が強くなるクセ、

赤が強くなるクセ、、、(っていわれてもねーw)



そんな、印刷あるある。

画面で制作中に見ていた色、自宅プリンターで出力してみた色味と

実際の印刷物との色の違い!


納品段ボール、開けてびっくり、全然イメージと違う!!!涙。。。

ということ、何度もあります。



「これ、どうにかならないんですかねー。。。」

「仕方がないんですかねー。。。」

「これが限界です。。。」


と、印刷会社の方とも、互いの肩をたたきあうことも。

正直、

ある程度は、これらの事情を心得て、諦めるしかないです


そして、画像に関しては、濃く出てしまう性。
黒っぽく出てしまうのも、ある程度は諦めるしかないのです

例えばこういうことです。


PC画面では、こう見えていたものが、印刷したら、
こう。↓





かといって、

写真が暗いから絶対よくないわけでもなく、

もちろん、限界はあるけれど、落ち着きが出るメリットもあるし、


明るければ絶対いい!というわけでもないです。

明るくしようと、写真の明度や彩度をうんとアップすると、

画像が荒れる。もはや明るい暗いではなく、「汚い」に変化してしまいます。



ただ、ただですよ、

印刷会社のミスのときもあるんです!


あるとき、「色が暗い」を通り越して、「色が違う!」という商品がありました。


スワン「これ絶対、イエローぬけてますよね」

印刷会社「いいえ、そんなことは絶対ありえません」


と押し問答のあげく、調査していただいたところ、

印刷会社「大変申し訳ありません。イエローのインクがぬけておりました」


ということもありましたよ、正直。はい。

印刷って、こういうことが起きます。


そんなときに、これは範囲を超えているのでは!!!

という判断が必要になってきます。


わからないときには、

印刷会社に直接電話をしてみましょう。


これ、どうしてこんな色になっちゃったんでしょう?と。

もしかしたら、泣き寝入りしなくてよかった、ということもありますから


RGB⇒CMYKへの色の変換を試みても、結果はひどかったこともあるので、
オススメはしませんが、過去にこんな記事も書いております。
ご参考までに。>>>