昨日は、FLAPのコンクールでした。
小6姫、Yちゃんが、プレコンに挑戦しました。
優秀特別賞という賞を頂くことが出来ました
昨年10月の発表会から約4か月。
心も身体もずいぶん成長したなと思います。
日々注意されて来たことを丁寧に、そしてとても爽やかに楽しそうに踊ってくれました
昨年の発表会で、アレルキナーダのVa.を踊りたいとYちゃんから言われた時、先生は、正直とても迷いました
昔々に先生が学んだアレルキナーダVa.と、昨今の踊りはまるで違っているからです。
もちろん、最近の方が良いと感じられれば、躊躇なくそちらを取り入れ、頑張りなさいと言えたのです。キャラクター的にもYちゃんに似合っているし、チャレンジするのも良いかなぁと思いながら…
それなのに何故か、
「先生が学んだアレルキナーダの振付、音の取り方、表現で踊るという覚悟があるなら、やってみればいいと思う。」と、思わず言ってしまっていました
それは、たぶん最近のこのVa.の振付や音楽のテンポ、表現、衣裳デザインetc.どれを取っても、昔とは違っていて、とても違和感を感じていたから…
でも、まあ発表会だし
結局、Yちゃんも先生の振付で踊ってみたいと言ってくれたので、指導しました。
今から25年ほど前。その頃日本では、アレルキナーダは、殆ど知られていないというか忘れられていたというか…
そのパドドゥを急にスタジオ発表会で踊ることになりました。
聴いたこともない曲。
動画もないまま、ボリショイバレエ団の元ソリストの先生がご指導下さり、物語、役柄のかなり大雑把な説明を受け、何が何やらよく分からないまま舞台に立つという、とても怖い思いをした記憶があります…
師匠には、
「なんて言うか、もっとカマトトぶって‼️」と言われて、余計に混乱したり
確か、曲すらその当時の日本には無くて、入手するのが大変だったと師匠からお聞きしました。
でも、そうやって学んだアレルキナーダは、とても音楽的で、シンプルで、チャーミングだった
技術的には、回転ものがな先生にはとてもハードルが高かったけれど、随所に自然な可愛らしさが散りばめられた、本当にキラキラして爽やかで、楽しい作品だったのです
この「爽やかさ」ということが、先生はとても大切だと思っていて、特に子供の内は、清潔感のあることは、最も重要だと思っています。
発表会後に、アレルキでプレコンに出たいと言われた時には、どうしてあげるのが良いのだろうと、とてもとても迷いました
コンクール用に手直ししてあげた方が良いだろうか
先生が良いと思っていることが、必ずしもコンクールで評価されるとは限らないから…
でも、どこを変える? Yちゃんらしく、可愛らしく踊れているのだから、このままで良いのかしら?etc.…
結果的に、これまでの注意を丁寧にやろうとしていたことや、Yちゃんの素直な可愛らしさを評価して頂けたからこそ、この賞を頂けたのだと思い、とてもホッとしたし、本当に有り難く嬉しいなと思いました
バレエとは何か?
表現するとは何か?
役柄を演じることは、どう言うことか?
生き生きと踊ることとは?
etc.
コンクールは、気付き学ぶ場。
先生にとっても、姫たちにとっても、結果よりも、いつもそう言う場であって欲しいし、そのように捉えて進むべきだと感じています。
のんびりさんばかりだったレ プティット プランセスの姫たちも、相変わらずおっとりはして居るけれど、一人一人の心の中に、少しずつ何かが芽生えて来ている気配があります
どんな素敵なお花を🌸🌼🌹を咲かせてくれるのか?
先生は自分のバレエへのリスペクト&理解を大切に伝えながら、姫たちの成長を楽しみに、共に進んで行きたいなと思います。