メダカ2世誕生

 今朝起きると、小さなメダカを1匹発見。やっと孵化した。長いこと待っていた。2月に入って直ぐに、5、6個のメダカを発見したのだが、孵化しないので諦めかけていた。初めて故に、いつ孵化するのか、ひたすら待つしかなかった。誕生おめでとう。嬉しい朝になった。

 夫と健気に泳ぐ透明なメダカの姿を追う。

 昨年の8月、コロナ禍、閉塞感を打破したく、5匹のメダカを我が家に招き入れた。職場の同僚の誘いがきっかけとなった。小さい頃、川で泳ぐメダカを目にしたことはあったが、我が家で飼うことになろうとは思いもしなかった。その時、メダカ愛好家が多いことも知った。

 幸いに夫の賛同も得ることができた。「犬のように毎日の散歩する必要も無い。鳴き声に心を乱されることもなさそうだ」彼の几帳面さと動物愛護心がなければ飼うのは困難なのだ。私一人では手に余る。

水槽は、キッチンシンク前に置いた。食事の準備をしながら、メダカの姿を追う。珈琲を飲みながら覗き込む。何をしているのだろうと足を止める。大騒ぎする事なく、静かに泳いでいる。声高いに何も要求することもない。周りの雑音をよそに、そこだけ静かな時間がいつも流れている。

 メダカ2世が誕生したので、これから水槽周辺が多少賑やかになるのは間違いない。

(2021、2、24)