娘家族との旅行のあと、やんちゃな男孫二人と娘が我が家に泊まりに来る。体力が持つだろうかと少し不安だが、可愛い孫たちとのふれあいは私の生き甲斐にもなっているので、今から彼らがいる間の仕度をして、頑張ろうと思っている。孫たちの寝具の準備や、服なども間に合うように揃えておく。何を食べさせようか、絵本や玩具にも目を配って、私の頭の中はいろんなことを考えて休む暇がない。孫たちが来るとなるとスイッチが入って、何に対しても不足しないように準備をしたくなるのが私である。少々疲れていても、細かなところまで掃除をしたくなるのだ。こういうことを繰り返してきたが、こういう自分の思考の癖を自覚してからは、体と折り合いをつけながらやれるようにはなってきた。

 

 月に一回行く石川町のクリニックに行ったあと、また遠回りをして桜木町まで歩くことにした。途中、山下臨海プロムナードから大桟橋を見ると、日本生まれの大型豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」が停泊していた。全長290mで全幅37.5メートルの、まるで動く豪華ホテルだ。以前知人が横浜発釜山までのクルーズに乗船したことがあるが、聞けば、その気になったら無理な旅行代金ではないらしい。一生に一度の贅沢に思えば叶えられないことはないだろうし、きっと夫も私が是非と言ったら一緒に行ってくれるに違いない。しかし、ここからが問題なのである。船となると、タイタニックのように沈没してしまう情景を想像してしまう。飛行機となると、墜落することを想像してしまうのだ。非現実的な悪いことばかり頭に思い描いてしまう。それがネックになって、旅行することには二の足を踏んでしまう。損な性格である。だから、ダイヤモンド・プリンセスで旅行することはないだりうと諦めている。

 

 他者との関係の中でも、その人の言動に対して瞬間的にある考えが起こったりするが、そういう自分の自動思考を認識してからは、自分が楽になることを基準にした思考の選択ができるようになった。生き方がずいぶん楽になった。

 

 「ある出来事が起こった時に瞬間的に浮かぶ思考のことを自動思考と言い、誰もが持つ解釈の癖である。しかし、これが日常生活に支障をきたす場合には認知の歪みと呼び、カウンセリングの治療が必要である」 ネットの中に記されていた。まず、自分がどのような自動思考を持っているのか認識することで、自分を理解し、もし辛さを抱えているのであれば、そこから変化していける一つになるのではないかと私は思っている。