ウクライナ砲弾「かなり近く」枯渇か | すずくるのお国のまもり

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お国の周りでは陸や海や空のみならず、宇宙やサイバー空間で軍事的動きが繰り広げられています。私たちが平和で豊かな暮らしを送るために政治や経済を知るのと同じように「軍事」について理解を深めることは大切なことです。ブログではそんな「軍事」の動きを追跡します。

◎ウクライナ砲弾「かなり近く」枯渇、全面敗北も 米欧州軍司令官が警告

 

 

[ワシントン 10日 ロイター] - 米欧州軍のクリストファー・カボリ司令官は10日、米国の支援がなければウクライナは「かなりの短期間」に砲弾と防空迎撃ミサイルを使い果たし、同国に侵攻するロシアに対し部分的、もしくは全面的に敗北する恐れがあると警告した。
 欧州軍司令官は北大西洋条約機構(NATO)欧州連合軍最高司令官を兼任する。カボリ司令官は議会下院の軍事委員会で、ウクライナ軍の砲弾1発に対しロシアは現在5発の砲弾を発射しているとし、今後数週間で差は10対1に拡大する可能性があると指摘。「一方が撃て、もう一方が撃ち返せなければ、撃ち返せない側が負ける。このためリスクは極めて高い」と述べた。
 その上で、ウクライナの米国への依存度は高いとし、「米国の支援がなければ勝利することはできない」と語った。
 共和党のジョンソン下院議長はウクライナに対する600億ドルの支援を含む予算法案の採決を拒否。ホワイトハウスはウクライナ支援の継続に苦慮している。