ガザ紛争半年 建物全体の5割以上が損壊か | すずくるのお国のまもり

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お国の周りでは陸や海や空のみならず、宇宙やサイバー空間で軍事的動きが繰り広げられています。私たちが平和で豊かな暮らしを送るために政治や経済を知るのと同じように「軍事」について理解を深めることは大切なことです。ブログではそんな「軍事」の動きを追跡します。

◎ガザ紛争半年 建物全体の5割以上が損壊か 「ドミサイド」非難も

 

 

 昨年10月7日に始まったイスラエルと、パレスチナ自治区ガザ地区を支配するイスラム組織ハマスの戦闘の半年を、データで振り返る。
 イスラエル軍の空爆と地上侵攻により、おびただしい数の建物が破壊された。
 英公共放送BBCによると、これまでにガザの建物全体の5割以上に当たる16万棟以上の建物が損壊した。衛星写真の分析では、地上部隊が侵攻した北部の最大都市ガザ市と、南部にある第2の都市ハンユニスの被害が目立つ。北部では損壊した建物が少なくとも7割に達した。
 米CNNテレビによると、イスラエル軍は今回の戦闘で、昨年12月までに爆弾やミサイル約2万9000発をガザ地区に投下した。このうち40~45%は無誘導爆弾だったという。
 紛争で意図的に住宅を破壊する行為は「ドミサイド」とも呼ばれ、復興の大きな妨げとなる。国際社会による非難も高まっている。【金子淳】