本日、財務金融委員会において、日銀の保有株の買入れ再開決定や今後の見通し、長期国債の買入額の増額などについて質疑を行いました。１月には完全失業率が４．１%にまで達し、また、非正規労働者の約６０%・１００６万人もの方々が雇用保険に未加入であるといった状況に対して、日銀は果たして打てる手を十分打っているといえるのか、白川日銀総裁に問いただしました。総裁は「経済、金融の状況は厳しいが、中央銀行の使命は持続的経済を発展させることにある。サブプライムローンに端を発した大不況が来たが、その前の０３年から０６年までは５０年に一度の好景気だった。大きく変動しているが使命達成の為に努力したい」といった当たり障りのない答弁に終始しておりました。

　１００年に一度の非常事態と言われる今、一国の中央銀行として、従来からの発想、規律にしばられない大胆な施策も必要なのではないでしょうか。　

日銀・白川総裁に質疑