Skinny fat(スキニ―ファット)をご存知ですか? | 鈴木内科クリニック院長ブログ

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~食事で健康になれるはず~

Skinny fat(スキニーファット)というのをご存知でしょうか?

日本語でしいて言えば「痩せデブ」というのでしょうが、BMI(身長と体重から出される肥満度の指数)から見れば正常範囲でありながら筋肉の量が少ないため、痩せてお腹周りの脂肪が目立つかっこいいとはとても言えない体型のことをさしてそう呼ばれます。

The 3-Step Science-Based “Skinny Fat Solution”
という動画の中で紹介されていた絵がわかりやすかったので紹介します。

このSkinny fatの状態からStrongの体型を目指すためには、一度Strong fatの状態まで筋肉を増量(bulk up)し、その後脂肪を減らす(cut)という過程が必要であることを示しています。

筋肉を増やしつつ、脂肪を同時に減らすことができれば理想的に思えますが実はこれはかなり難しいようです。

というのは、筋肉を増やすためにはカロリーバランスをプラスにする必要があり、脂肪を減らすにはカロリーバランスをマイナスにする必要があるからです。したがって、筋肉を増やす時期にはどうしても脂肪も増えますし、脂肪を減らすときにはどうしても筋肉は少しは落ちるものと覚悟しなければなりません。そのうえでこの増量期での脂肪の増加をできるだけ少なくし、減量期での筋肉量の減少をできるだけ抑えることを食事と運動の工夫で達成することが最も成功しやすいようです。

筋肉をつけるにはそれなりの時間やトレーニングの知識が必要になりますし、またその知識がなければ減量期に必要な筋肉の維持は難しいですから、本気でボディメイクをするつもりであるなら筋トレ(レジスタンストレーニング)から始めることが実は一番の近道です。

というわけで、まさに糖質制限でskinnyになってこりゃいかんと気づいたときと、そして skinny fatになって筋トレの必要性に気づいたとき、strong fatになりつつある途中経過の3枚の写真をアップします。筋肉をつけるうえで糖質は避けるべき敵ではなく、大切な味方になりました。最終的にはstrong の体型を目指していますが、まだcutにいくまえにもう少し増量します(デブになります)のでどうぞ笑ってくださいませ。