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2018-07-10

OS (中目黒)

テーマ:Foodiary★★

美味しいものを食べた日、

それは夜、夢に出てくる。

夢の中で、もう一度楽しめる。

 

思うに、美味しいものというのは、

100%全く食べたことも見たこともないものではなく、

どこか過去に食べた何かとつながる部分と、

今まで食べたことのない何かを感じるもののような気がする。

 

美味しかったなあ、中目黒OSで食べた、トトリコ豚。

 

前菜で食べた苫小牧のムラサキうに人参ムース添えや、

サマートリュフをかけた塩・バター・チーズのみの超シンプルなタリオリーニ(生パスタ)も美味しかったが、

メインで食べた、鳥取産のトトリコ豚のグリルがとにかく美味しくて、夢に出てくる美味さだった。

 

厚切りロース肉がアサリ出汁のソースをまとい、焦がしニンニクのペーストが添えられている。

脂身が甘くて、噛むと野性味もあって。

 

この豚、ドングリを食べて育ち、

2006年に一般公募により「トトリコ豚」と命名された。

由来は、韓国語でドングリを意味し鳥取(とっとり)に発音が似ている「トトリ(도토리)」と、

スペインのどんぐりを食べて育つイベリコ豚へのオマージュで、スペイン語で「おいしい」という意味の「リコ」を合わせている。

 

トトリコ豚は性格がデリケートで飼育に時間と手間がかかるため、年間100頭程度しか生産できない。

粉末ドングリを与えられた黒豚は、オレイン酸やビタミンEなどが増え、美味しくなるのだそうだ。

 

そんな貴重な豚を、

アサリの旨味ソースでトロッと包む。

食べると、どこか懐かしい。

というか、僕の大好きな、とんかつ丸栄のカツを食べてるような、不思議な気分になる。

新しくて美味しい。

初めてなのに懐かしい。

豚の脂身の甘みが、厚切りとんかつの甘みと似ているのは当然だが、ここまで丸栄が浮かぶのは、なんでだろう。

 

 

謎だ。

イタリアンで豚料理を食べて、カツレツでもないのに、ここまでとんかつを思うのは初めてかも。

もしかしたら、あさりソースの旨味が、とんかつソースを彷彿するのかもしれない。

でもそれだけじゃなさそうだ。

 

聞けばこの豚、実はラードでグリルしているという。

そうだ、丸栄といえば、たっぷりのラードで、フライパンで揚げる。なるほど。謎が解けた。

 

そして夢に出るほど美味いものは、

旨味と香りだけでなく、見た目がいい。

ビジュアルで記憶に刻まれる。

だから夢に出るのかもしれない。

 

ちなみに店名のOとSはシェフ2名の頭文字。

Oは、この店の監修をしている六本木ラ・ブリアンツァ奥野シェフのO。

Sはブリアンツァで奥野シェフの右腕だった下窪シェフのS。

奥野イズムも受け継ぎながら、下窪シェフの新しさも。

 

1階にはカウンターとテーブル。

2階もある。

デートや合コンにおすすめ。

 

 

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