リストランテ・ヒロ（銀座）

何度聞いてもオモロイな、

「放送室」。

センパイ作家の高須さんと、

ダウンタウン松本さんの深夜ラジオ。

土曜の夜中２時にやってるのだが、

よく、仕事しながら聞いている。

たまに「知り合いの作家がさ～、」と、

自分のことがネタにされたりして、

ウレシイ（笑）

いろんな本音が聞けて、勉強になる。

で、このたび、その「放送室」の

ＣＤボックスが発売された。

昔のを、改めて聞いてみるが、やっぱオモロイ。

ダウンタウン誕生秘話とか、

高須さん、誕生秘話とか。

会議中、こっそり高須さんにペン渡し、

ＣＤにサインしてもらった（笑）。

車で聞いてたら、

なんだか自分の人生も

振り返ってしまった。

いろんな人がキッカケで、今、自分もあるな、と。

そしてそこには、常に美味しい料理があったな、と。

自分の人生を、変えた店…

（大げさかな。笑）

今はなき、

伝説のイタリアン、神宮前「バスタパスタ」。

僕が、料理に興味を持つキッカケとなった店。

大学に合格し、上京して兄につれてってもらった。

美味かった。

楽しかった。

この店のシェフってスゴイと思った。

当時顔は見てないけど。

数年後、奇しくもそのシェフと、番組キッカケで、仲良しに。

誰あろう、山田宏巳シェフ。

波瀾万丈の人生。

料理界イチ、人望あるスゴイ人。

ヒロさんの、新店が、

銀座にオープン。

お祝いかねて、行ってみた。

ヒロさん、

ものすごくテンション上がって、

厨房に立ち、

腕をふるってくれた。

普段やらない料理を、あれこれ出してくれた。

シンプルで、

野菜の美味しさを楽しませてくれた。

トリッパ、美味かった。

あの表面を焦がしてパリっとした感じ。

初めて。

さらに、写真は、

野菜を楽しむミートソース・パスタ。

ミートソースといっても、

トマトは入ってなくて、

キャベツや新玉ねぎ、

いろんな春野菜の旨みがソースとなってる。

オレキエッテ、ペンネ、フジッリなど、４種類のパスタに、

これがいい感じに絡んできて、

シンプルなのに、コクがある。

一通り食べたのち、

やっぱり、アレが食べたくなり、リクエスト。

冷製トマトのカッペリーニ。

器はもちろん、フォークまでヒンヤリ。

トマトって、こんなに甘いんだ、を

最もリアルに感じられる、

ヒロさんの発明料理。

（今ではどこでもだしてるけど）

圧巻だったのは、最後のデザート。

テーブルで、

真っ赤なイチゴとグラニュー糖を、

コネコネし、

そこに、予めペーストしてある

イチゴソースを入れ、

ねっとりジャム状にしたら、

出た！　液体窒素。

マイナス１００度に一気に冷却し、

フレッシュなジャム状のイチゴを

シャーベット状態に。

これが、泣けるうまさ。

甘さと酸味と、シャリシャリ感。

あまりに美味いと、

なくなるのが悲しくて、

ちびちび食べてしまう、貧乏症の僕（笑）。

いつかこれ、どんぶりで食べてみたい。

…なんだそれ。