「恋」
女子高時代、
そのイメージは、
限りなく自分と遠いところにあるものでございました。
つまり、
経験するもの以前に鑑賞するもの。

⭐オフィーリア ミレー画
 このころ不思議だったのは、
 ハムレットって全然恋に興味なさそうだったことで、
 今はほんとに興味なかったよなって
 フツーに思ってます。
 それでも可愛かったあの頃です。
 



頭でっかちなくせに、
女であるがゆえに、
受験勉強は社会から求められず。
本当は要求したかったのだろうけれど
口ばかり達者な乙女に婦徳を仕込むのも大人たちは面倒だったらしい。
そんな女子高は、
…………ろくでなしな活字中毒者の培養土でしたから。





経験となりましたら、
それは現実世界から逃れられません。
だからこそ少年愛の世界に少女漫画が繰り広げた表現の解放に、
どっぷり浸ったと申せます。



エロスの流す血。
杉本苑子さんの「傾く滝」




かりにも学問の師として迎えられながら、
教え子と驅の関係を持ったことに、
直樹はしかし、
さほどうしろめたさを感じてはいない。
罪はおたがいだと思っている。
彼の内部には、
少年の新鮮な、
しなやかな肉の魅力の中に、
際限なく没入してゆきたい欲求と同時に、
少年への憎しみ、
その美に捉えられてしまった自分への、
はげしい怒りが共存していた。
小菊の母への、
それは背信につながる行為でなくて何だろう。

直樹の扱いは方は、
だからつねに、
団十郎に対して手荒く、
無慈悲だった。
森の社で、
衝動的に抱きすくめたときも、
彼の耳いっぱいに鳴っていたのは、
団十郎の甘え声ではなくて、
じつは西条新八郎から聞かされた死の警告だったのである。



どこまでも欲であり、
その欲が、
突き抜けて純粋であること。
美形限定

という「恋」に酔う。


サロメ、
リアルなら裸足で逃げますが、
物語に結晶しますと生首でさえ美。




名香智子さんの「緑の目」シリーズ、
その初期のものに特に惹かれますのは、
その運命に酔うといったところかもしれません。



女というもの
善きものに惹かれるとは限らぬものでございます。




一段落しましたら、
時の航海雑誌を書こうかな、
なんて思います。
どこかグレンの我慢に被虐か!?
の絵画を味わってます。






ついつい
書きたいのに書けないことから
気持ちの離れぬここまででございました。
コロナウイルス禍に猛暑、
部屋を出ぬ長期休暇はようやく
通常の休日感覚を取り戻せたようです。

画像はお借りしました。
ありがとうございます。



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