勢いの産むもの・芥川賞年表 | 古書店 書庫

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綴る思いを店先に並べております。
始まりはファンblog。
いつしか本に、絵画に、日々の様々に思いは広がりました。
物語を書く趣味をもつ店主でございます。
よろしければお読みください。


書割だけでこの時間。
次のきっかけは
グレンが作るようです。
揺れてる方が動いてしまうってことですね。






さて、
本のお話です。



前任地の友人には
様々にお世話になりました。
特に〝本〟でございます。
小さな友人に紹介する本は、
彼女に教えてもらいました。


色々交わした会話の中で
彼女の言い放った
〝文化は需要が育てる〟
とも言い換えられる視点、
この四月から触れるLGBTに繋がる様々に
さすがだな………と
繰り返し思い返しております。








本屋さんの生き残りをかけた戦いに
申し訳なく思いながら、
古本屋さんと図書館をうろつく店主です。


 新刊か………。



文化とは、
時代に押し上げられて生まれ、
かつ
普遍へと繋がるもの。
それを産み出すエネルギーは、
今どこにあるのでしょう。


 ゲーム
 SNS
 ネットの虚空に?

blogやっていながら虚空もないものですが、
需要の一語に
ぐっと詰まっております。





これが〝本〟か!?
突っ込まれそうですが
芥川賞小辞典を開きまして
思いました。






年表1ページ目。
昭和10年でございます。
石川達三「蒼氓」
たいそう勢いある時代だったことと思います。



そして、
昭和19年清水基吉「雁立」から、
昭和24年上半期まで休止。


この年11月、
東京、初空襲を受けるとあります。
翌20年1月は大本営の本土作戦決定でした。


では、
本に勢いはなかったかといえば、
ものはなくとも
エネルギーはあったのではないか
思いました。



清水基吉は、
この戦火の中、
1945年、
鎌倉文士とともに鎌倉文庫(貸本屋)を開きいています。
たいそう需要もあり成功したとあります。


活字を求めるエネルギーは
凄いものだったと
驚きます。



で、
今の芥川賞に思います。


 権威はある。
 読み手が消えていく。


実は、
彼女との会話は、
まさに芥川賞話題でした。
言い切りましたもの。
店主には恐れ多くて言えない一言。

 つまんないわよね
 つまんないわよね
 つまんないわよね

この頃の小説は
勢いないのよ
つまんないわよね


はい
思い出してきました。
怖かったです。


 いやー
 あの
 つまんないまでは
 思わないけどなー

店主自身が
新刊に向かなくなっていること
お恥ずかしくも思い、
なんとも微妙なのですが、
裾野あっての権威かもしれない
などと
ボソッと思うこの頃です。



盛りの時期に
その文化は次々と花を咲かせます。
能は室町
歌舞伎は江戸
小説は………………近代???
漫画は………………昭和????平成かな


令和に花咲く〝ことば〟は、
どこに新しい根を張るのか、
そこまでは見届けられるかなと思ったり、
〝本〟そのものは生き延びてほしいと願ったりしております。


画像はお借りしました。
ありがとうございます。





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