熊本へポット苗作りに行ってきました(ポット苗って何?編) | 鈴木畳店五代目ブログ -畳色生活-

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鈴木畳店、鈴木啓介のブログです。
(東京都北区赤羽)
当店の情報、畳のコト、畳屋の日常を綴っていきます。

熊本のい草(畳表)農家さんへ
苗作りで行ってきました。
 
 
…??
そもそもポット苗って何なの?
 
↓↓↓
6月に植えておいた苗を
掘り起こして、
11月下旬に田んぼに植える苗を
作る作業のことです。
 (11月下旬に植えた苗が翌年7月まで大切に育てられ、刈り取られ(収穫)ます)
今の時期(9-10月)に行います。
 
作業は、
苗を掘り起こして
細かく切り分けて、

切り分けた苗をパレットに
挿していくの繰り返しです。
 
掘り起こす前の苗がこんな感じです。
除草剤もかなり抑えているそうで
い草の他にも雑草が育ち放題(笑
 
 
アップするとこんな感じです。
 
このい草苗を
苗堀りの機械で掘り起こしていきます。
 
私は後ろに乗って
掘り起こされた苗を並べていく係。
 
い草苗が次々次々に
掘り上げられてくるので、
並べるのが大忙し!大忙し!

混入する雑草を弾くので、
慣れるのに一苦労。
「これ普段は全部ひとりでやってるんですよ~」って
仰ってましたけど、
到底無理でした。。
 
掘った苗がこんな感じです。
 
 
ここ数年で1番の出来だそう。
この時点で、生育の
勝負が半分ついているそうなので、
来年のい草は期待が持てそうです!

このい草の株を持ち帰り、
分けていきます。
 
最終的に
このような型にカットします。
親を2本残して、新しい芽(子供)を1芽残す形です。
 
それをこのように取りまとめて、
ポットに挿すまで、水に漬けておきます。
 
ポットに植える前に
穂先を切り揃ろえ
 
このポット(パレット)に1株ずつ植えていきます。
 

こんな感じです。
1枚で320株挿しこみます。
今年から、土づくりも全て自家で行っているそう。
 
挿してみると
土の重要さがよくわかりました。
挿しやすさや、苗の立つ具合など
土(つち)次第で、かなり変わりそうです。

これをひたすら繰り返して、作っていきます。
 
 
軽トラックの荷台いっぱいになると
ポット苗を田んぼに並べにいきます。
 
この作業を約3週間、朝から夜遅くまで
繰り返して、いきます。
 
今年は最終的に
1368箱今作られたそうです。
途方もない数です。。

そして 
このポット苗という作業、
全ての農家さんが
行うわけではありません。
 
ごく一部の農家さんしか
行っていない栽培方法です。
(その他は手植えか、
機械植えかです)
 
この栽培方法を取ると
い草の茎が丸く育ち、
畳表にした際に面がよくなる。
12月に植えるより予め苗が育つので、
その後の育ちも有利になるなど
メリットがあります。

数えきれないほどの数のい草が
収穫させていますが、
それは
1本1本の苗作りの
積み重ねからなっているのです。
分かってはいたけど、体験して
とてもよく分かりました。

3日間本当にお世話になりました!